管弦楽曲(オーケストラ)にまつわるトピック
花のワルツの不思議~豪華絢爛な楽曲と一見矛盾する縮小された楽器法について~ なぜこの楽曲だけ管弦楽法が引き算的なのか? オーケストラ経験者であれば一度は演奏したことのある人が多いのではないでしょうか? また、オーケストラ経験者ではなくとも、CM…
ピアノ協奏曲の名曲の1つであるラフマニノフの第二番。ラフマニノフはとかく旋律ばかりが注目されがちであるが、実は構成力と主題操作の技巧を持ち合わせているのはご存じであろうか。その力を存分に発揮した「スマート」な第一楽章を細かく見て、その素晴ら…
お久しぶりです。本当に… またしても事後ですが… 去る2022年4月3日(日)所沢の航空公園近くにある「所沢市民文化センターミューズ アークホール」にて開催されました「チェンバー・フィルハーモニック東京 第30回演奏会」に出演しておりました。 チェンバー…
コダーイ作曲「ハーリ・ヤーノシュ」より「ウイーンの音楽時計」のオーケストレーションは大変興味深いです。 アレンジしたい人にも、演奏する人にもオーケストレーションの知識は役立ちます!
コダーイ作曲、「ハーリ・ヤーノシュ」から「ウィーンの音楽時計」のオーケストレーションの面白い点をご紹介しています。 フルオーケストラの組曲でありながら、この曲においては、弦楽器と低音楽器が黙ります。吹奏楽編成の楽曲ととらえられるでしょう。
くるみ割り人形の楽曲を使って、盛り上がりを形成する倚音の使の効果を体感してみましょう。スコアと音源で解説しています。
バイオリンを舞台の上手下手に分けて配置する対向配置。その対向配置を楽しめるポイントをその例で有名なチャイコフスキーの「悲愴」から。また、実はこんなにあるぞという例をくるみ割り人形からとりあげてみます。 対向配置以外のホール音響を利用した楽曲…
筆者の敬愛するチャイコフスキー。若干度を越したその愛を自覚するに至ったきっかけとなる楽曲を、お勧め音源とともにご紹介します。 はい、オタク記事です。
絶対音感持ちの筆者の感じた調性の持つイメージの記事。そして、本当に調性固有の響きや色が存在するのか?について、調律に基づいた「昔の調性の響きに違いがあったこと」に触れつつ、「現代の調性は?」ということにも、言及しています。また特に思い入れ…