POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 田丸和弥の音楽日記

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大人のための合唱曲 オリジナルJ-POP「君へ…」を四部合唱にしてみた

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やらなければならないことについては、なぜか異様に腰が重いのに、思いついたことを止めるのが難しいのはなぜなのか…

 

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ちょこばにさんによるイラストACからのイラスト

 

 

オリジナルJ-POP「君へ…」を四部合唱にしてみた

原曲はオリジナルJ-POP

はい、別の曲の歌詞を提供していただいている、「ももか」さんが歌っています。

www.twinsmmk.xyz

 

よかったら、こちらも併せてお聞きいただきたく。

www.youtube.com

 

自分も歌ってしまっています…

いろいろ問題ありですが、良かったらリンク先へ…

www.petit-orchestra.jp

 

歌詞、大人の合唱曲かな?

文字数いかないかなと思って歌詞を貼り付けてみたものの、本編で案外書けてしまいました…

でも、あったほうがいいっすよね…

 

私の初作詞作品だったりします。いやぁ、よくこんなの書いたもんだ…

 

「君へ…」

 

君に出会ったきっかけは、仕方なしの偶然だった

陰ある君のたたずまいに、いつの間にか惹かれていた

 

気付けば近くに居る君に、目を合わせられない理由

踊る心を落ち着けて、大人に振る舞いながら、抱く希望(ゆめ)

 

君の笑顔、はにかみ、甘えた表情

全部忘れられない

見せてくれた弱い姿は一体なんだったの?教えて

怒った顔、拗ねた顔、しょげた顔 どれも

愛しくて、心がざわめく、切ない

 

恋の悩みを打ち明ける、その意味に揺さぶられた

だけど、それでも君といる澄んだ時間は驚きだった。

 

複雑なエピソードの告白に、クールな良心を差し出す

想いを吐きだし迷いだす君へ、幸せを掴め、よき友よ。

 

望みは秘め、強がって、応援する。

自分に言い聞かせながらも

苦しみを伝えてくれたわけに、希望託したい。信じたい。

ありもしないチャンスにすがるのはやめようと 決めたのに

諦められない、会いたい

 

やがてお互いに、歳を重ね、別の道を歩みだすと

新しい出会いに心ときめかせ、少しずつ大人になる。

けれど 決して忘れない。ふと思い馳せる。

荒れた道を乗り越えて

一回りも二回りも大きくなった今の君のことを

 

はじける笑顔、はにかみ、甘えた表情

今でも覚えているよ

見せてくれた弱い姿は絆の証、だったね。

しわを刻み、疲れた、美しい顔合わせて

またいつか、会おう。

心に誓う。

 

要約すると「片想いは叶わなかったけれども、お互い経験を積んで素敵な大人になった(なれた)とき、大切な友人としてもう一度会おうね」という感じ…なのかな???

 

個人的には、中学生、高校生が歌う曲…というより、もっと上の世代の歌かな?という印象。いや、歌ってくれても全然いいんですけれども。歌詞のどのセクションが現在の自分?と思って歌えば、若くても平気なのかな?いや、でもやっぱ少し大人向けな気がしている。

 

知人からのアドバイスで合唱化

クラシックうまく行かねぇ…と悩んでいたときに、J-POPいけないかな…と思って、数曲作っていたのが昨年。辞めるつもりはないので、亀でも作っていくつもりではおります。

で、最初に公開可能な状態にできたのがこの曲だったこともあり、SNSにアップなぞまめにしていた時期でした。その際、数人からコメントをいただいたりしておりましたが、その中の一人に、息子さんも聞いてくれた方がおりまして、その息子さん曰く「合唱もいいんじゃない?」なんて言ってくれていたのでした。

「あぁ、確かにいいかも…」と頭の片隅に残っていたのですが、すっかり放置し、はや数か月。しかし、ふと昨日思いついてやってみたんでございます。

J-POPとしては完成していたので、1から考えるのと比べれば、大変簡単にできました。繰り返し多いしね。いつもこれくらいサクサク進めばいいのにね…

 

ということで、せっかく(とりあえず)完成したことだし、貼ってみようかなと思います。

まだまだ改善の余地はありますし、動画アップした直後にすでに、曲終わりのコーダの合唱を一か所、不協和音を使うように変更していたり、ピアノ伴奏もなんかちょっと音ぶつかっているような予感がして見直しが必要だったりするだろうし(いってしまえば、J-POPのベースをかなり流用しているんだけれども、それも改めたほうが良いような気もするし)、改善の余地、おおいにありですが、骨格はわかるレベルにはあるかなと。いずれはちゃんと完成させたいですけれども。

 

完成して、万が一歌ってくれる団体さんがおり、その場で合唱を聞いたら、多分自分が泣いてしまうと思う。

 

混声四部と男声四部のバリエーション

混声四部合唱と男声四部合唱を作ってみました。混声を作ることについては理解できると思うのです。なんといっても、一番王道だし、メジャーだし、一番なんでもできるのが混声四部なので…そんな中、男声四部を作ってみたには理由がありまして、この間男声四部合唱を聴く機会があったんですよね。聞いてみたら、あらあら興味深い響き!面白い!作ってみたいなと思うに至りました。

 

女声合唱は澄んだ歌声で、小回りが利く、ただし音楽の構造的にベースを受け持たせるのが困難である(しかし、不可能ではない)。

対して、男声合唱は細かい音符をはっきり聞かせるのは不利で、低音域に固まりがちなので響きが厚ぼったくなりやすいが、同声のみで、チェロやファゴットアンサンブルのようにな安定した響きが作れる。

 

という違いがあるように、個人的には思っております。

 

また、女声より男声を先に作ったのには、「女声版は作れる」という確信があったからです。 

 

女声合唱は3部が多くて、ベースの役割は伴奏のピアノにさせればよく、また、響きが厚ぼったくなるリスクは極めて低いことを考えると、作る上での困難は感じなかったのです。

 

それに対して、男声四部合唱は響きをスッキリさせた状態で作るのは案外難しいかも?ちょっとチャレンジしてみようかな…と思い、作ってみたのであります。

 

結果的には、なかなか良い感じになった気がします。

高音が無いというのは、落ち着いた響きを作れるという、もしかしたらメリットになるのかもしれません。

 

 

ちなみに、もう一つ裏設定をしまして、混声四部と男声四部を両方同時に歌っても、綺麗に響くように、というルールを課しました。

 

ちなみに、混声四部を男声四部に移植するのに、一番簡単な方法はソプラノ、アルトを一オクターブ下げて、「以下のように配置する」ではないかなと思っております。禁則に気を付ける必要はあります。

  • ソプラノ→1stテノール
  • アルト→バリトン
  • テノール→2ndテノール
  • バス→バス

こうすると、上から1stテノール、2ndテノール、バリトン、バスというように配置できる可能性が高い。しかし、混声のテノールが高いと簡単には行かない…

 

けれども…これだとローインターバルリミットの問題があって、響きが必要以上に重くなる可能性があるなと、それは嫌だな…と思いまして、パート入れ替えはちょこちょこ柔軟に、またそのまま移植でなく、問題のない箇所において、和音構成音を省く等の変更もしてみました。

 

ローインターバルリミットにはこの記事の中で少々触れています。

www.petit-orchestra.jp

簡単に言うと、低音域において、音程には美しく配置できる限界があり、それを下回って配置すると、響きが濁ったり、厚ぼったくなるリスクが大きくなるというお話です。

 

 

さて、どんな出来になったのでしょうか…

 

動画

ということで、動画を貼ってみます。

といっても、生声ではなく、機械の「アー」という音…また、編集をろくにしていないので、ひっじょうに雑な出来上がりとなっております。

その点ご了承ください。

 

合唱のみ(混声四部→男声四部)

合唱がどういうことをやっているかは、これを聞いていただくのが一番良いかと思います。ピアノ伴奏が入るとそれをかなり弱くしても、はっきりとは聞き取れないなぁと思い、急きょ作りました。

www.youtube.com

混声四部(弱めの伴奏つき)

一番安定しているかな?とは思います、ただ、声部が広い分、和音の乖離配置が多く迫力という意味においては、男声より劣るのか?いや落ち着いているととらえたほうが良いのでしょう。

また、生合唱だと全然印象変わると思います。

 

ソプラノの最高音F♯はちょっと高いかな?でも、案外一般のみなさんもGくらいまで出してますよね?

しかし、連発するから、やはりきついのか…?

www.youtube.com

 

男声四部(弱めの伴奏つき)

案外悪くないと思います。心理的に落ち着くかも(機械音の性質のせいか?)…元曲のサビがずっと高音域だったりしたのが幸い(?)して、目立つところはほとんど1stテノールが旋律を担当しています。

2番のA,Bメロがちょっとごちゃごちゃして聴こえるか…な…?

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混声四部+男声四部(伴奏つき)

違和感なくイケるかも。これが一番迫力が出ますね。特に旋律がオクターブになるのは大きいです。(この音源はパートを重ねると音量が2倍になってしまうので、バスも大きく聴こえますが、実際に人が歌った場合、物理的に人数が倍になっても音量は倍までは全然増さず、オクターブを追加する効果の方が大きいです)

www.youtube.com

 

実演奏

次の日の出来事です…男声四部の多重録音を試みました…アカペラ版とPOPSオケと合成したものがありまっす…

www.petit-orchestra.jp

 

 

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www.petit-orchestra.jp

 

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