POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 田丸和弥の音楽日記

鴨川在住の作編曲家が、作編曲家、演奏家、音楽愛好家さんへの便利情報を提供します。時々鴨川ネタもご紹介

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作曲、アレンジはどうやるの? 曲が完成していく過程を公開してみた

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みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか?

お元気でありますように!

 

さて、いきなりですが、本題です。

 

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作曲・アレンジってどうやるの?

「作曲って、アレンジってどうやってやるんだろう?」というご興味のある方 はいらっしゃいませんか?今日はそういった方に向けて、すこーし想像していただけるようなもの、曲が完成に近づいていく過程を記事にしてみました。

 

 

曲が完成に近づいていく様子

さて、早速サンプルです。

新曲のAメロを題材にしてます。

 

www.youtube.com

 

1/31→2/2→2/3→2/6→2/9→2/10の時系列で流れます。

 

作曲ってどうやってやるの?

一番きになるであろう作曲についてですが、この曲については一日で一気に出来ちゃったんですね。

そのため、作曲の過程を細かくお見せするのは難しいかな…部分部分をつぎはぎで作ってはいないので、ほぼ1/31のものと同じです。

しいて言うならば、Aメロ→Bメロ→サビという順番で作りました。

歌部分ですが、「よくサビから作るのがよい」と目にします。

たしかに、一番盛り上がり、一番言いたい部分を作ってから、その持って行き方を考えるというのは大変理に適っています。

ただ、僕は前から順番に作るほうが多いように思います。

自分の考えていることを、実はよく把握できてないのですけれども、Aメロ、Bメロ、サビ全部ひっくるめて、最初からぼんやりと考えていることが多いように思います。なので、この一連は一気に作っちゃうことが多いです。

(時々、スケッチだけして破棄→別の曲で採用もありますけど…)

J-POPの王道の構成って、もう定型があるので最初から頭に入れちゃっているイメージです。

(たまには、やり方を変えないと単調になってしまったりするのでしょうか…)

 

さらに、今回については1番の詞をもらってから曲を付けた(いわゆる詞先というやつです)ので、前から順に作ったのは、その影響もあってかもしれません。

 

ここまではPOPSの歌もののお話です。

 

これがクラシックになると全然変わります。ソナタ形式だとしたら、第一主題と第二主題を作るか、最悪、動機だけ作る。というところから始まって、意味ある一塊をいきなり一気に作るということはしない…というかできないが正解かも。

クラシックにももちろん形式はあるのですけれども、形式の部分部分が長大(にもできる)んですよね。なので、定型というイメージが適用できない場合もあります。

単に、まだ習得できていないだけかもしれませんが…

クラシックの作曲については、主題の断片を書き留めていたりもしますので、もう少しちゃんと説明できるかもしれません。時間を作って今度、記事を書いてみようかと思います。

 

作曲・アレンジ工程 

さて、作曲については前の通りなのですが、作曲しはじめ~曲が完成までのイメージを順番に書き出してみました。

 

POPSの場合です。

  1.  歌部分のコードと旋律作成(この前の節で説明したところ)
  2. 伴奏の形を作り直す
  3. 打楽器補完
  4. 前奏、間奏、つなぎ、後奏の作成
  5. 各種見直し

って感じですかねぇ… 2.3.4は順不同かも。4からやるときなんかもある気がする。5.も間々で先行することはあるのですけれども。

 

動画と対応させると…

1.= 1/31

2.3.  = 2/2

4.   = 1/31, 2/2, 2/3

5.   =  2/6, 2/9, 2/10

といった感じでしょうか?

 

今回は、4.についてはご確認いただけませんが、前奏は結構早いうちにできました。なので、2.の前かな?後奏は1度目の3(わたしは、とりあえず仮で打楽器を一度掻きます)の後なので、順番通り、間奏はそのもっと後でした。

 

5.の見直しですが、見直しとひとくくりにされても、何やってるの?ですよね。

・楽曲が一通りできてから、再度伴奏を変更する(2.に近い?)(2/9の例)

・音の間違いチェックおよび修正(2/10)

などでしょうか。

 

作曲・アレンジとは作業が若干異なりますが、ミックス工程もあります。

聴いてみてから修正したい場合なんかは、ミックスを先に入れちゃうこともあります(2/9,2/10)

 

ちなみに、5で必須の作業は、「音の間違いチェックおよび修正」です。フィーリングで作るととんでもないことになっていたりしますし、(本当は、ピアノで弾きながら作らなきゃダメだよとクラシックの先生には言われたことがあります…ははは。。。守ってないことも…)そうでなくても思い込みというものもあります。

やや脱線、POPSはMixで音量や聴こえ方の調整が簡単にできるので、「音をぶつけている」のではなくて「音がぶつかっている」曲というのは案外多かったりします。

 

作曲で使っているツールについて

有名な楽譜浄書ソフト「Finale」を使って作曲してます。譜面を作ってやるタイプです!中学生のころから遊びでやってましたが、一貫して譜面から起こすタイプです。

というか、譜面以外から作れない…

むしろ、譜面を作らない人ってどうやって作っているのか興味がある…

 

最初はスーパーファミコンソフトの「かなでーる」だったように思います。案外いろいろできたけど、すぐに8音ではもの足りなくなり、我儘をいってSC-88 Proを買ってもらいました。ソフトウェアは「Cakewalk Home Studio」を使っておりました。大学生の途中くらいまで。大学生の途中から、所属オーケストラでアレンジやら自作やらをやってもらえることになりまして、Finaleに手をだしました。最初は2003でございました。

 

 

結局、動画を見てもらうのが…

さてさて、 作曲・アレンジのイメージ湧きましたか???

文章であれこれ読んでもらうより、動画で変遷を聴いてもらうのが一番かもですね。

何のために文字を書いたのか…(汗)

 

作編曲こぼれ話

ここらで、ちょっと脱力して、記事を書いてみようと思います。

詞先と曲先どちらが好きですか?

みなさんが作編曲をする場合、詞先と曲先どちらが好きですか?

私は詞先の方がどっちかというと好きかも。詞の世界観がすでにあるので、それに乗って作れるイメージです。(といいつつ、難しい詞だったらできないのかも…)

 

ちょっと、興味があるのが、「作詞者さんがイメージしていた曲との乖離がどれくらいあるのだろうか?」ということ、と「人に曲を付けてもらうのってどんな気持ちなんだろうか?」ということ。

 

もちろん、いい意味も含めてです。想像を超えるというのは、いい意味でもあり得るので!

 

作詞家さんとのやり取りはどうしているのか?

この時期を書いた時点ではまだ公開してませんがこの曲の前奏は、想像していたのと全然違ったみたいなことを言われたおぼえがあります(メッセージを見返してるんだけど、みつからなーい…)。

あ、発言者は作詞のももかさんです!

彼女とのやりとりは全部Facebookのメッセージアプリでやってます。

もう何年も会ってないどころか、話していないと思う(苦笑)

声は歌声で聞いています(笑)

 

2019/3/4 追記:完成版!

楽曲の完全版です!前奏が気になった方!先が気になった方!こんな感じになりましたー。

www.petit-orchestra.jp

 

20代の頃の曲の歌詞の解説を書いてくれましたので、よんでみてくださーい。

曲の記事とともに貼り付けます。

ilyich888.hatenablog.com

 

www.twinsmmk.xyz

 

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近所でも、遠方でも、出張ピアノ&作曲教室を開いてみようかなと思っていたりします。