第26回鴨川吹奏楽団 定期演奏会が終わって早3日。
演奏会より前の1週間はとても長かった気がしますが、終わってしまうと時間がたつのが早いのは気のせいでしょうか。
さて、自作のディベルティメントですが楽団にお願いをしまして、動画公開をさせていただくことになりました。
動画…とはいっても、実際は音源+静止画だったりしますが、そこは突っ込まないでいただければ幸いです…
こちらです。
ほんと…一時はどうなることかと思いましたが…
なんだか、思っていたよりもよっぽどいい演奏になりました。
決め所がことごとくそろってるのが、すごい… いや、当たり前と言われたらそれまでなんだけれども、でもピシッと決まるとスカッとするではないですか。たまには自画自賛しましょうよ。
様々な奏者に感謝をしたい曲ですが、あえて一人選ぶとしたらトランペットの1stを務めてくださったMさんでしょうか。
この曲、2本のホルンによる空虚五度のうっすーい和音の上をしばらくの間ひたすら1st Trumpetが弱奏によるドソロを吹き続けるというもの。
9小節後には全金管楽器と少しばかりのクラリネット族が参加しますが、それでも、1stと2ndトランペットはひたすら譜割のややこしく、弱奏での旋律を延々と続けるという...
非常にストレスのかかる仕事を担当していただきましたw
終演後、打ち上げの様子をちらった覗き見ることができたのですが、「過去最高に緊張した」とニヤニヤしていたそうです。
いやぁ、ドM(笑)
でも、それでこそトランペット吹きだと思います。
トランペットって大きな音が出て、目立つし、さぞかし豪快で心の強い人が多いのだろうと想像される方もいるかもしれません。心が強いはあっているかもしれません。
でもその楽器の性質について逆の言い方をすると、どうやっても目立ってしまうとも言えます。隠れられないとも言い換えられます。
また、金管楽器は音が外れやすい楽器でもあります。木管楽器のように音孔があるわけではなく、
その性質により常にプレッシャーにさらされる楽器でもあるといえます。
実はビビりな人が多い楽器であったりします。
プレッシャーに弱いけれども、でも目立ちたいし、もしかしたらこの緊張も楽しんじゃってるのかも???
のような、チキンレース的なものを楽しめちゃう気質を持っている…
まさにドMがトランペット奏者ではないでしょうか。(注意:あくまで個人的な感想です)
今回は、本当にありがたかったです。本人にも「ありがとうございます」と伝えましたが、ここでも改めて。
曲の頭ってそのあとにとても影響があるんですよね。
それが成功すればそのあともいいムードのまま持っていけるし、そこで失敗すると挽回するのはかなり大変です。
1つ選ぶなら、ってことで触れましたが、でも本当に、この出来については全団員に感謝しています。
第三楽章のサックスソロも決めてくれました。
ぱっと聞いてもわからないのですが、第四楽章のピッコロ、フルート、オーボエ、Ebクラのうねうねも、かすかに聞こえる感じが想定通りで、とてもよい。
まとまらなくなっちゃった。今日はここまでにして、近いうちにもう少しまとめますー。
トランペットに隠れがちですが、最初に音を出すホルンも実はとても緊張する仕事をさせられていることも追記しておきます。