POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 田丸和弥の音楽日記

鴨川在住の作編曲家が、作編曲家、演奏家、音楽愛好家さんへの便利情報を提供します。時々鴨川ネタもご紹介

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変わり種、Jazz風アレンジの「慈しみ深き」

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ひええええ。。。放っておくと、全く記事を書かなくなってしまうので、ここいらで一発だけでも投入してみます。

 

 

変わり種、Jazzアレンジの「慈しみ深き」

 

とりあえず聞いてみてください

まずは、音源をば…

 

www.youtube.com

 

あれれ、普通じゃん。

と思ったそこのあなた...

 

 

はい、その通りです。

 

 

最初はいたって普通の讃美歌風。

なのですが…

 

下属和音のBbが続くかと思いきや、ベースが半音上がり、Gが足され...

ドッペルドミナント(7thってつけていいんだっけ?)が鳴り響くと、あらら一気に雰囲気が変わります。

 

それまで待つのが面倒くさいというかたは、こちらからどうぞ。

 

 

ソフトウェア音源なのが、ちょっと残念だけれども、まぁまぁ雰囲気は出ているのではないのでしょうか。

 

なぜJazz?

はい、なぜJazzアレンジをしたのでしょうか。という理由は…

普通のアレンジが飽きたからです。

はい、このブログでちょいちょい出てきますね、このなんとも人聞きの悪い動機。

 

でもですねぇ。例えば、クリスマス曲を何曲も何曲もアレンジしているとですね、同じような雰囲気ばっかりだと飽きちゃうんですよね。

作っている方が

 

なので、こんなことになっております。でも、動機は何であろうと、出てきたものが良ければよいと思いませんか?

 

客観的に良いかはわからないのですが、個人的にはちょっと楽しいアレンジかなと思っております。

 

また、もう一つ理由としまして、同じような曲調だと、ユーザーに飽きられるのでは...という恐怖もございます。

あらまぁ、これも何と後ろ向きな動機なのでしょうか...

 

やっぱりですね。どんなに小さかろうと、人に評価されうるものを公表するってのはそもそも恐ろしいんですが、マンネリ化して飽きられるというのは怖いのであります。

(あぁ、捨てないでください… みたいな。失恋の歌かっ

 

ただ、全く逆の「期待されている曲調がある」という意見もあったりします。同じような作り、同じような曲調の、似ているけれども異なる曲に需要が合ったりするんですって。

そういうものなんでしょうか。

 

うーん、そうなのかも…

 

特定の作曲家が好きというのは、そういうことなのかな…

でもまぁ、その作曲家らしさはもちろん欲しているのだけれども、かといって単調すぎるとそもそも好きにならないし、引き出しは多いほうがいいよね。と自己弁護してみます。

 

割と便利なバリアブルコンサートバンドシリーズ

以前、小規模吹奏楽譜面シリーズについて、触れてみましたがそこでもご紹介していたりします。

www.petit-orchestra.jp

 

これのコンセプトが4重奏~中編成の吹奏楽のどれでも演奏できる!

というものでして、合唱の四声体をヒントに作ったものです。

 

コアとなるのが「金管やサックス群による四重奏体」でその上に、「木管による四重奏体」が乗っかります。(どちらも、片方の組を取り出して演奏することが可能であったりします)さらに、その上にフルートやピッコロを想定した「高音部のオブリガート」と中音域を面白くする、ユーフォニアムやテナーサックスを想定した「中低音のオブリガート」が加わり、最後に和声や音色の変化をもたらすためのホルン群を想定した2パートによる「コード部隊」が加わります。

管楽器はこの前12パートで構成されておりまして、随時重複が可能となっております。

 

ただ、大編成で演奏するとなると、トロンボーンパートに若干の不満が残ります。今は頑張っても、Lead TenorとLead Bassの上パートの2つくらいしか分担できません。トロンボーンは、チューバと含めてそれ単体で4声欲しいですよね。(Bass Tromboneがベースラインをなぞるとしても、もう一つ欲しい)改良するとしたら、トロンボーンの3パートをうまく付け加えられるように、金管サックス群を担当するLead Tenorにdivを足す。。。というのは考えていたりしました。

 

さらに、フル編成においてはここへ打楽器ピアノが加わります。

ということで、フル編成の吹奏楽でも耐えられる作りとなっております。

 

バリアブルシリーズの裏仕様

これは、公には名言していないのですが…実はバリアブルシリーズには裏仕様があります。

というのは、ソロ楽器とピアノのみで演奏が可能である。ということです。

これは、当初から隠し仕様として想定して作ってきておりました。

 

編成が大きくなったときは適宜休みを入れて音色の変化が楽しめ、人が少ないときでも演奏が成り立つための豆符がいたるところに書かれている譜面ではありますが、実はピアノパートも例外ではなく、こんな感じになっています。

 

慈しみ深きの冒頭

慈しみ深きの冒頭

図が小さすぎてわかりにくいかもしれませんが、楽譜の一部です。

で、管楽器の音符のサイズに対して、ピアノは70%と小さくなっています。(=豆符)

 

Pianoパートの上の、ごみのような文字は「Cue (L.)Soprano, (L.)Alto , (L.)Tenor and (L.)Bass」と書いてありまして、ここで書かれているパートがない場合に演奏してくださいという意味であります。

 

で、こういった豆符を含めてピアノの譜面には、旋律以外の(正確には、SopranoパートおよびLead Sopranoのパートを足しさえすれば曲が成り立つ)音符が書かれております。

 

逆に言えば、SopranoまたはLead Sopranoのパートをソロ楽器として、ピアノ伴奏により演奏ができるということです。

 

ただ、悲しいかな、そもそも合奏の譜面なので、まさかソロ譜として購入する人はいないのでしょうね...

ということで、切り出して売ってみようかななんてちょっと思っていたりします。

 

実際にソロ+ピアノで試してみた

実は、この「慈しみ深きともなるイエスは」をトロンボーン+ピアノで演奏してくださった方がおりまして、編集でOKが出れば公開してもよいとのことでございました。

バリアブルの譜面そのままではトロンボーンでは演奏はできないのですが、Lead Soprano(トランペットやアルトサックス用の譜面)を1オクターブ下げることで、対応可能となりました。

Sopranoパートはフルートやクラリネットで演奏できるようになっておりまして、

Lead Sopranoでトランペットやアルトサックス、さらにいじればトロンボーンで演奏できる。。。ということは、吹奏楽のほとんどの楽器でソロ譜として使える譜面であるといえるでしょう。

 

我ながらすごい譜面を考えたものである。哀しき自画自賛

 

ということで、音源は近日公開予定でございます。

 

 

近日公開よてい