ムラっけ満載のこのブログ…いつのまにやら2週間以上も空いてしまいました。お久しぶりです。
さて、本日は最近にしては、珍しい(?)音楽ブログっぽいものをアップしてみようと思います。
ネタは、15年以上前に作った曲についてです…前4楽章あるので、3回か4回に分けて書く(予定)です。
よろしかったら、覗いていってみてください。
学生時代の曲~弦楽セレナード第3番~その1
動画
動画というか、いつものごとく静止画に音源を貼り付けたものですが、よかったらご視聴ください。
イメージはチャイコフスキー風のワルツです。
基本データ
今回紹介しているのは、「弦楽セレナード第三番 ホ短調」の一部で、最終楽章である第四楽章になります。
曲種としては、舞曲の「ワルツ」になります。
なぜ、「最後から紹介するのか?」といいますと、気に入っているから、華やかだから、手直しが少ないから…といった理由になります。はい…
次は、第一楽章になるかなと思います。第四とは全然違うテイストですので、乞うご期待!無理やりにでも思ってくれたらうれしいです(苦笑)
ホ長調、4分の3拍子、複合三部形式、Tempo di Valseです。まだ大学四年生だった当時に作ったものですが、「最終楽章がワルツって珍しいね」と言われた記憶があります。
これがもし交響曲であったとしたら、軽めの終曲になるのかもしれませんが、もう少し気安い形式の終曲としては、そこそこ華やかでありかなと思っています。
チャイコフスキーのバレエの終曲なんてとても華やかではありませんか。
曲の長さも、前4楽章中では一番長いものとなっていますし、divisi(パート内で分かれること)も多く、ヴァイオリンはin 3でその他のパートも含めると最大で12(重音をdivisiで演奏するとした場合はさらに細かく分かれます)に分かれておりますし、この編成の楽曲としては十分豪華で終楽章にふさわしいものになっていると自負しています。
divisiが多いと華やかになると考えた根拠は、同時に発音される音の種類が増えるからです。
この曲ポイントの1つに、バイオリン対向配置をイメージしているという点が挙げられます。1st2ndバイオリンを舞台左側まとめるのでなく、両脇に置くスタイルです。現実で演奏した場合に期待した効果があるかどうかは未知数ですが…少なくとも、機械の音源のステレオ効果を駆使しした場合に、メロディや飾りが左右から聞こえてくるのがお分かりになるかと思います。
大学生当時「マーラーの時代までは、バイオリンを左右に分けておくのが標準的なスタイルだった」ということを知り、それを意識して作ったものであったりします。
ここら辺の話にご興味のある方は、こちらの記事をご参照ください。
弦楽オーケストラのための曲
普段、管楽器の含まれる楽曲ばかりご紹介していますが、なぜこの曲は弦楽器の曲なのかと申しますと、当時管弦楽部に所属していたことが大きいと思います。
高校生までは、ヴァイオリン属やコントラバスに触れる機会がほとんどなかった人間が、フルオーケストラのサウンドの中に入りますと、それはそれはとても刺激を受けました。
弦楽器ってなんて素晴らしいんだろう...
そんな憧れでこれくらいの時期に、弦楽器の曲を比較的多く書いていました。
この本を参考にして、見よう見まねで。
今振り返ってみると、この本に書かれていた一番大切なこと、すなわち現実の楽器を勉強すること、をおろそかにして、理想を胸に書いておりました…
この曲をアップするにあたって、見直しをしたところ、悪いところが出てくる出てくる。。。今でも勉強は足りてませんが…それ以上に
しかし、わからないながらも、これを書いてみたのはきっと価値があったんだろうなと思います。
というのも、わざわざ古い曲を見直して、アップロードしようと、38歳にもなった段階で思える程度の曲にはなっていたわけで…
新旧比較…だいぶ手を入れました
この前の節で、楽器法についてだいぶ手を入れた旨を書きましたが、それと同等か、それ以上に和声に関しても勉強が足りてませんでした。若かった…
録音状態があまりに違うので比べるのは酷なのですが…ほぼ最初の状態から手を入れていない古い音源があるので、貼り付けてみます。音量が超絶小さくて申し訳ございません…
古いのはオーケストラ版でちょっと印象違うのですが…
細かいところではあるのですが、接続部分に不自然なところが結構あります。案外気づかないかもしれませんが、よーく聞くと明らかにおかしいんですよね…
一応進歩したんだなということがお分かりいただけるのではないかと思います…
脱線:オーケストラ版聞くと、この曲はオーケストラアレンジのほうが向いているなと思います…
続く。。。(多分)