10人以下のバンドへの一筋の光明!極小編成吹奏楽団向けの楽譜です。
このページには実際に7名でコンクール出られた学校さんが使った楽曲が含まれております。
極小吹奏楽部がコンクールで成功する方法! 10人で吹奏楽
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実演の様子
フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン2、トランペット、バストロンボーン、ピアノ、打楽器の10名での演奏です。
スペインの踊りです。スペインの舞踊ボレロの音楽。またの名をチョコレートの精の踊りとも。トランペットが活躍します!チャイコフスキーのバレエ音楽にはトランペットが活躍するこの手の曲がかならず含まれているのが興味深いところです。
エキゾチックなアラビアの踊り。コーヒーの精の踊りとも言います。当時のアラブの印象が伺える楽曲です。
伴奏形は太鼓のリズムでしょうか?
スペインの踊りからジゴーニュおばさんとピエロまでに含まれる、デイベルテイスマン全六曲の中でも、ひときわ異彩を放つ存在です。この変わったテイストの楽曲を入れることで、演奏会に、またはコンクールの楽曲に変化を付けることができて、聞き手を飽きさせません。そんな工夫に使える楽曲です。
最後に登場するファゴットはめっちゃ音が高く(しかし、その苦しげですらある音色が必要だったので、こう書かれたのでしょう。原曲と同じ音です)難易度が高めです。
言わずと知れたトレパック。ロシアの踊り、とも言われ、大麦糖キャンデーの精が踊ります。
コサックダンスの楽曲ですね。
#系の楽曲なので、少々難しいかもしれません。
10人の内訳
原曲は変則的な3管オーケストラ作品(ファゴットとトランペットが2管)なので、弦五部+管楽器21人+打楽器、ハープなど+(1曲のみ児童合唱)とかなーり豪華な編成なのです。
そんなフルオケの曲をフルート、オーボエ、Bb管クラリネット(トレパックはA管クラリネット)、ファゴット、2本のホルン、トランペット、バストロンボーン、打楽器1、ピアノ1で演奏しております。本当は打楽器はもう2人くらいいると完全形になります。
先日書きました、「木五+ピアノ」でもかなり豪華な響きになりますが、それにトランペット、トロンボーン、打楽器が入ると小さなオーケストラのよう。
そう、お勧めのの理由の一つに「ピアノ」が入っていることがあります。
ピアノは一人でいくつもの音を同時に発音できます、そのため、一台でサウンドをとても豪華にすることができます。その分ピアノへの要求は多少高く、中級~奏者が必要ではあります。
「え!?こんな少人数でやっていると思わなかった!」と思わせるような演奏が可能になります。
「えっ、待って!小規模吹奏楽部にオーボエやファゴットなんてないよ(泣)」ご安心ください。
オーボエの代わりにBbクラリネットで、Aクラリネットの代わりにBbクラリネットで、ファゴットの代わりにバスクラリネットでできるようになっております。
演奏のポイント
バストロンボーンをテナーバストロンボーンで演奏する場合の注意点。
トレパックはト長調(#1つ)の楽曲であるため、Bb管では#3つになります。テンポが速く、急速なパッセージと相まって難易度高めでしょう。
たくさん練習をこなす必要があるでしょう。
スペインの踊りの楽器別音域表です。
アラビアの踊りの楽器別音域表です。
7名で吹奏楽コンクールに!
以前、このアレンジについてお問い合わせのメールをいただいたことがございます。その時にトレパックを顧問の先生がリアレンジして、なんと7名でコンクールに出られたそうです。
もっと少ない人数で参加される学校もあるにはありますが、7名というのはかなり極限に少ない人数ではないでしょうか!
どうやら、そのCDも販売されている模様です。
少人数で困っているみなさん、こういう実際に少人数で参加された団体さんの演奏を聞いてみると得られるものがあるかもしれませんよ。
楽譜の入手方法
プロの演奏を聞いてみましょう(CDご紹介)
プロによる参考音源が簡単に手に入るのも魅力の一つですよね。
バレエ組曲《くるみ割り人形》 作品71a: 第3曲:花のワルツ
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団& ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: MP3 ダウンロード
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