POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 田丸和弥の音楽日記

鴨川出身の作編曲家が、作編曲家、演奏家、音楽愛好家さんへの便利情報を提供します。時々鴨川ネタもご紹介

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指のトレーニングにスラブ舞曲はいかが?

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コロナウイルス一体どうなるのでしょうか…

 

日本はまだ、今のところは感染者数は抑えられているとも考えられますが、でも今日の感染者数はおよそ2週間前に感染した人のデータということのようですね。

 

また、今日は2020年4月7日ですが、この今の日本の状況は2週間前のニューヨークの情報に似ているとも言われています。

 

昨日は、入学式を執り行った学校も多かったようですし、また普段よりは減っているようですが、いまだに通勤電車の乗客が多そうなことは知人の様子からうかがえました。

東京のそれこそ(個人的なイメージですが)洗練されたオフィス街にある会社って、大手というイメージで、在宅ワークを進めたりできそうなもんだけどななんて思っていたのですが、そうでもないのでしょうか。

この状況で入学式って怖くないのかな?と思いましたが、どうなのでしょうか…

2,3週間後に悪い結果が出ないことを祈ります。

 

緊急事態宣言が出されても、完全に人の移動をやめることができない以上、長期戦である予感がしています。

 

皆さんが無事でありますように。。。

 

さて、本題です。

 

本日は、クラシックの名曲が実は練習曲代わりになるのではないか?という発見をしたという記事です。

 

 

指のトレーニングにスラブ舞曲はいかが?

クラシックの名曲、しかも練習曲でもない楽曲と指のトレーニングとはちょっと結びつかないように思われるかもしれませんが、だまされたと思って読んでみてください。

前置きがかなり長いので、先が気になる方は見出しの「指のトレーニングになる理由」をご覧ください。

 

発見に至った理由:この譜面しか見つからなかったから

こんな状況でほとんど家にこもりきりであるため、何かいい気晴らしはないものか(「楽譜の浄書とかアレンジとか作曲とかしなさいよ」というのは置いておいていただいてですね…)と思案しておりまして、「うちには電子ピアノがあるではないか」これを使わない手はないと思い、楽譜をあさっておりました。

ところがですね。どうも荷物を増やすのを嫌がったのがあだになったようで、一人で完結する楽譜がありませんでした。

全部、何かの伴奏か、二人以上でやる楽曲でした。

驚きました…

ショパンの練習曲集くらいは持ってきているだろうと思っていたのに、あぁ、2,3か月前の自分に叱ってやりたいです。

 

で、なけなしの譜面から何かできないかと取り出したのが、ドヴォルザークのスラブ曲集(全16曲)でした。

 

これ、連弾の楽曲なんですよね。

 

連弾の楽曲としては、とても有名であり、かつ名曲ぞろいなのですが、一人ではできません…(一応重ね撮りとかはできますが、それはまたちょっと別の趣味ですね)

なぜ、これを持ってきたのか?誰かとやれるかな?なんて思って持ってきたのですが、一体誰とできるというのでしょうか。

 

 

と、これを持ってきた理由は忘れてしまいましたが、とりあえずあるからとパラパラとめくってみました。

 

そうしたらですね。面白い発見をしました。

 

指のトレーニングになるです。

 

指のトレーニングになる理由

普段と違う役割が書かれている

指のトレーニングになる理由は、ずばり普段担当しない役割が書かれているからです。

具体的に「どのパートか?」と言いますと特にPrimoの左手で、Primoの左手に普段右手で担当するような音型が数多くみられるということが、その理由です。

 

バロックの音楽や、古典派以降でも例外はたくさんありますが、ピアノソロ曲において、「左手が伴奏で、右手が旋律」で書かれている曲がたくさんあると思います。

世の楽曲を多く思い浮かべていただけるとお分かりになると思いますが、旋律は高音域か中音域に書かれることが多いですよね。

となると、左手で旋律の形を担当することって意識的にそういう曲に取り組まないと少なくなりがちです。

 

ちょっと乱暴なものいいですが、ピアノ曲によくある形の曲ばかり弾いているとどうしても左右で得手不得手が分かれがちになります。

 

左手で旋律を滑らかに弾いたり、また旋律+和声を弾いたり、ましてや、旋律と対旋律を弾くなんてことは案外少なく、いざこのような動きが出てきたときにうまく弾けないということがあります。

というか、自分がやってみて判明しました。

練習曲をちゃんとやれと言われたらそれまでです、ごめんなさい、ごめんなさい…

 

あまり出てこない音型が弾けるようになると高難易度の曲にチャレンジできる

「普段でてこない役割だったら、そもそも苦手なままでもいいんじゃないの?」そう思われるかもしれませんが、いえ、それができると憧れのあんな曲や、こんな曲にもチャレンジできるようになります。

ショパンの難しい練習曲の布石にもなるかもしれません。

また、出来ることが増えると単純にうれしいですよね?

 

スラブ舞曲で指のトレーニングをするメリットとデメリット

練習曲より楽しく取り組める

指のトレーニングと聞くと、私はハノンを真っ先に思い出してしまいます。(かえって、このコロナの外に出られない状況下においては、写経、読経、瞑想にも似たような効果がありそうで、いいなとも思っていたりはしますが、それは置いておいて)

ハノンは「The指のトレーニング」という感じなんですよね。指のトレーニングのための楽譜なので、楽曲の構成と呼べるものはなく、同じ音型をひたすら繰り返すだけです。曲とは言えませんし、単調なんですよね。

その点、スラブ舞曲は鑑賞曲としても愛されている点からいって、無縁と言えるでしょう。

一人では完結しない…

最大のデメリットがこれなんですよね。一人では完結しないんです。さて、困りましたね。

 

どうしたらいいでしょうか…

 

外出できないこの機会に、是非、ご家族で連弾に取り組んでみては

はい、一人で完結しないのであれば、二人で弾けばいいのです。この機会に、親御さんや兄弟姉妹の皆さんも始めるもよし、昔やっていた人は思い出してみましょう。

また、コロナが収束した時の目標として、仲のよいお友達と連弾を計画してやるのもいいと思います。

 

個人的に、左手の練習によさそうだと思った曲

Primo(主に高音を担当する方)の左手はどれも普段使いと全く違う動きをさせられるので良いですが、特にいいなと思ったのは、46-2(左手で旋律と対旋律を両方弾く箇所がある、両手のユニゾンが多い…難しいんですよね…)、46-4、72-6(14)(左手で旋律、右手で飾りを担当する箇所が多い)あたりでしょうか。

 

Second(主に低音を担当する方)の左手も案外練習になる曲があります。と言いますのも、ピアノ曲ではありますが、シンフォニックに書かれているためです。

オーケストラ曲っぽい役割が担わされている箇所があるともいえましょうか。(現に、作曲者自身によってオーケストラ編曲もなされています)

たとえば、最も有名なものの1つと言えるであろう46-8のブリッジにおいて、Secondにおいても、右手および左手によるユニゾンによる旋律の変形が現れますが、これなんかも、46-2のPrimoと同様の効果が得られると思います。

 

それ以外の連弾の利点

ちょっと、こじつけ記事ではありますが、連弾お勧めですよ。

使える指が倍になって響きはゴージャスになりますし、また、一人では培われないアンサンブル能力も身につきます。

 

ということで、お試しあれ。