POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 かずまるの音楽日記

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第10回配信~ちょっと背伸びした、命の歌の回~

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第10回配信~ちょっと背伸びした、命の歌の回~

 

日曜日に第10回ラジオ配信をいたしました。

 

こちらです。

https://www.spooncast.net/jp/cast/3110055

 

 

YOUTUBEも配信しております

www.youtube.com

 

 

タイトルは「streams」

歌詞はこんな感じです。

 

水しぶききらめく 太陽の下で

駆けてくる小さな足音 輝き放つ命

見るもの 聞くもの 触れるもの すべてが 新しく 美しい

知りたいと 心光る

 

笑い声も 泣き声も 怒った声すらも愛おしい

太陽の匂いのする髪に触れ 「さあ、行っておいで」と声をかける

 

生まれた命は走り出す 

好奇心のままに どこまでも

たとえどんな形であったとしても

命は受け継がれていく 新しい世代に

 

泳ぎ回る魚の群れも 追い回すイルカたちも

ただようクラゲも 仔を守るタコの親も

 

幼い姿も たくましさも 亡骸すらも愛おしい

何かのため 誰かのために 今日も輝き続ける

 

新しい命は走り出す 

求められるままにどこまでも

たとえどんな形であったとしても

恋焦がれていく 夢乗せて 未来の世界に

 

生まれた命は走り出す 

めぐりめぐるバトンを抱えて

たとえどんな形であったとしても

想いは受け継がれていく 新しい命に

 

こんな感じでした。

 

My Little Loverさんの最初のアルバムevergreen。

そのアルバムのタイトルとなっている同名の曲"evergreen"という曲が大人になって好きになりまして、そんな感じの曲が書いて見たいなと思っていてこれができました。

 

そう思って作ったにも関わらず、出来上がったものはだいぶ違っているのはご愛敬…ということで…

 

evergreenの方は、もっともっと自分の心(それは作者の視点というものではなく)を軸に添えて寄り添った曲という印象です。

自分の作ったものは、個々の命を主眼に若干客観視した視点+作者の気持ちが入っている(若干押しつけがましいともいえる)曲なのかなと思います。

 

re:evergreen

re:evergreen

Amazon

 

若いころはなんだかよくわからない曲だなと思っていましたが、大人になってから聞くといい曲だなと思います。気になった方はご一聴をお勧めします。

 

1番は人間の子供(大方の人は自分の子供)を見る親の視点

2番は命とは何ぞや(壮大すぎですね…)という視点

の歌詞になっていて。

 

1番は自分の血を分けた存在として、2番は命のいろいろな営みそのものが巡るという視点で書いています。

 

この曲で一番個人的な思いを込めたのが大サビで、「想いは受け継がれていく」というところです。

 

もういい歳なんですが、私には子供がいません。

この先、結婚して子供ができる…ということがないとは言えないかもしれないですが、その可能性は高くないと思います。

 

そう考えたときに、この部分の言葉がないと悲しすぎるなと思いました。

 

私なんて、まだしようと思えばできるのかもしれません、でも。

子供が欲しいと思いつつなかなかできないご夫婦や、子供を作らない選択をしたご夫婦もいらっしゃるでしょう。

子供を作れない人もいるでしょう。

色んな障壁があって子供を持てない方もいるでしょう。

それ以前に、若くして亡くなってしまった方もいるでしょう。

 

 

人にはそれぞれ事情というものがあると思います。

 

それでも、今生きているからには、少しでもこの世に存在することができたのであれば、何か残せるものがあるのではないかなと思っています。

 

うちの母には、1つ上に兄がいたそうです。母自信その存在に気づいたのは大人になってからのようで、母の母(私の祖母)がお坊さんが来た時に「一生懸命念仏を唱えているのはなぜなんだろう」とずっと思っていたそうなのですが、これがその理由だったということのようです。

 

祖母にとっては、晩年になってもずっと忘れられない大きな存在だったんだろうなと思います。

母としてはこのことで思うこともあったようではありますが…(今母は元気いっぱいですのでご心配なさらず)

 

私自信は普段はあっけらかんとしている割に、時々「自分は何のために生きてるんだろう?」とかそんなことを考えがちなタイプだったりするのですが、その一つの答えというか、支えというかのためにこの言葉を入れた、というのが本当のところかもしれません。

 

何か、ちょっとでもいいので、誰かのために、何か残したいなと思っている今日この頃です。