POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 かずまるの音楽日記

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こうすれば作れる 概要編~作詞ド初心者がオリジナル曲を作るまで1~

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こうすれば作れる 概要編~作詞ド初心者がオリジナル曲を作るまで1~

 

 

30代中盤での初めて作詞

経験0の状態でこちらを作りました。

3年前なので、36歳位の時です。

どの程度のものなのか、ご確認ください。

処女作

 

詞はこちら

君に出会ったきっかけは、仕方なしの偶然だった

陰ある君のたたずまいに、いつの間にか惹かれていた

 

気付けば近くに居る君に、目を合わせられない理由

踊る心を落ち着けて、大人に振る舞いながら、抱く希望(ゆめ)

 

君の笑顔、はにかみ、甘えた表情 全部忘れられない

見せてくれた弱い姿は一体なんだったの?教えて

怒った顔、拗ねた顔、しょげた顔

どれも 愛しくて、心がざわめく、切ない

 

恋の悩みを打ち明ける、その意味に揺さぶられた

だけど、それでも君といる澄んだ時間は驚きだった。

 

複雑なエピソードの告白に、クールな良心を差し出す

想いを吐きだし迷いだす君へ、幸せを掴め、よき友よ。

 

望みは秘め、強がって、応援する。 自分に言い聞かせながらも

苦しみを伝えてくれたわけに、希望託したい。信じたい。

ありもしないチャンスにすがるのはやめようと 決めたのに

諦められない、会いたい

 

やがてお互いに、歳を重ね、別の道を歩みだすと

新しい出会いに、心ときめかせ少しずつ大人になる。

けれど 決して忘れない。ふと思い馳せる。

荒れた道を乗り越えて 一回りも二回りも大きくなった今の君のことを

 

はじける笑顔、はにかみ、甘えた表情 今でも覚えているよ

見せてくれた弱い姿は絆の証、だったね。

しわを刻み、疲れた、美しい顔合わせて

またいつか、会おう。心に誓う。

 

第2作

第二作はこちらです。

www.petit-orchestra.jp

 

行きかう車 人の気配 社会の営みがかすかに聞こえる

広い部屋には ぽつんと 僕だけが一人佇んでいる

 

頬にさす光に誘われ外に目をやれば 

ほら、そこには命

ドアを開いて一歩踏み出そう

 

少し寂しい時も 少し悲しい時も

どうか自分を大事にしてほしいから

 

月の下歩き続ける ひとりぼっちの僕は目を濡らす

 

涙ぬぐって顔上げて のら猫と見つめ合えば

懐かしい日々よみがえり 

語りかけてくる いつもそこにいるよ

 

挫けそうな時も はりさけそうな時も

そばにいて抱きしめるよ落ち着くまで

 

少し寂しい時も 少し悲しい時も

そばにいて 見守るよ

休まるまで そっと

力がわいたら少しずつ また歩いていこう 

 

これは38歳で作った2作目です。

 

ちゃんと歌になってますよね?

 

経験がなくても書けます

こんな私ですが、自己紹介をしますと、

  • 作曲経験はあり(クラシック)
  • 作詞経験は0 君へ…が処女作、大切なあなたが第2作

なんです。アラフォーの年齢になるまで、作詞経験は0。

小学校の読書感想文は9割あらすじを書いて、ひどい感想をちょろっと付け足して終わり、といったような文章音痴。

思春期に作詞をしてる友達を見てすごいなと思いつつ、「自分にはできないや」なんて思っていたような人間です。

そう35年くらい作詞はおろか文章もまともに書いてこなかった人間です。

 

そんな人間でも、これくらいの詞はかけちゃうんです!

 

ということで、オリジナルソング作ってみたい、作詞してみたい!と思っている方へ勇気を与えられるような、希望を持ってもらえるような情報を発信してみたいと思い、本記事を書いております。

 

どうぞ、今、感じている思いを大事にして、まず1作品作ってみてください。

 

以下、そんな気持ちを抱えた皆さんの一助となれば。と自分が作詞をはじめ、完成するまでのプロセスや思ったことを記していきたいと思います。

 

多分、全部の項目ができていないという人はいないと思います。

そう、躓きは些細なものだったりします。

ただ、それがどこかわからない。

そんなときに「あ、ここが苦手なのかもな…」と気づくポイントが、この見出しを見ていただいたら見つかるかもしれません。

 

ちょっとしたお役に立てたら幸いです。

 

 

作ってみようと思ったきっかけ

もともと曲は作っていたのですが、友人から詞に曲をつけてというのがきっかけで、POPSの作曲はしていました。そんな時に、ふと書きたいと思うような出来事があり、処女作ができた。という感じです。

ちなみに、第2作目以降については、勧められたからであります。

 

何が言いたいかと申しますと、人は「何か伝えたい」とか「共感してほしい」という出来事があったときに、表現をしたくなるということです。

すなわち、詞を書きたいと思った時点で、何か自分の感じていることや思っていること、または、その資格は得たと言えるのではないでしょうか!

では、その思いをもとに、いざ書いてみましょう。

 

作詞のポイントとなる項目

ド素人から作った自分なりの視点で、概要で記述したいと思います。

 

テーマをまず決めよう

ずばり、この歌で伝えたいことは何なのか?それが作詞をするうえで一番の根幹となると思います。恋の歌なのか、恋の歌だとしたら失恋の歌なのか、失恋だとしたらその哀しみを伝えたいのか、それともいい思い出だったね。と伝えたいのか。

などなど、この歌で伝えたいテーマを明確にしましょう。

そして、決めたテーマは絶対にぶらさない様にしましょう。

軸だけはしっかりと。

ぶれると全く伝わらなくなります。

ストーリーを決めよう

テーマが決まったら、どのようなストーリーを作って聞かせるかを考えてみましょう。

例えば、「失恋の哀しみを歌う」としたらば、どういう哀しみなのかというのを自分の言葉でまず「どん」と据えてみましょう。それが曲の中心になります。それに対して肉付けをしていくような感じになります。

肉付けの方法はいろいろです。

 

例えば、

出会い、惹かれたきっかけ、盛り上がり… でも失恋した。。。と書いてもよいですし。

どんな素敵な人だった(または、ひどい奴だった)のか、どんなことをしたのか…でも、叶わなかった。。。を書いてもよいですし。

 

方法はいろいろあります。中心だけ「ドン」と据えてしまえば、そうぶれることはないでしょう。

 

楽曲の構成を把握しよう

楽曲の構造を知ると、どういう言葉をつかったらよいか、言葉の数、1番と2番の言葉の配置の工夫など、わかると思います。

J-POPであれば、よくある「Aメロ、Bメロ、サビ」といった構造を理解するとよいと思います。

思いのほか、字数はたくさん書けないことがお分かりになるかと思いますし、1番と2番で全く字数や、音のはめ方が異なっていると実際に歌うのは難しいということがお分かりになるかと思います。

また、言いたいことをどこに書くのか?というのも大事です。

大枠のイメージとしては、サビに言いたいことをまず配置します。

それを踏まえ逆算して配置していくのがよいと思います。

なので…Bメロには、なぜサビの言いたいことを思ったのかということが推測できるような内容。

Aメロには補足(事前説明)みたいなイメージがよいかと思います。

詳細は別記事予定です。

 

説明しすぎない、説明不足にならない

歌詞については、何度も読み返せる文章とは違うので、ぱっと聞いて入ってくる程度の情報量に絞るのがいいと思います。

状況描写をあまり細かくする必要もありません。また、「この歌はこういう歌なんだ」と断言する必要もなく、聞き手が想像できる余地を残していいと思います。

(というより、むしろ残した方がよいと思います)

 

例えば、これは「振られて辛い歌」という風に聞き手が受け取ったとしても、実際は「振ったほうの身勝手さを歌った歌」であってもよいわけです。

(実際、そういう意図の歌を作ったこともありますし、キーワードの意味、文脈を補完するとそれが伝わる様になっていると思います。おいおいご紹介したいと思います)

 

客観視と見直しは必要

私は、第一作の時も第二作以降も人に聞いてもらって、意見を求めました。

言われたからと言って、その意見にすべて従う必要はないんです。だけど、人からどう見えるのか、どう聞こえるのかというのを知るというのはとても重要です。

こちらについては、別記事にて人に聞いてもらう前(初版)聞いてもらった後(改訂版)を実際にさらしてみますので、どう変わったのかを実際に見ていただきたいと思います。

www.petit-orchestra.jp

 

一番大事なのは「発表する」

やっぱり、これにつきます。発表して、人に聞いてもらう、自分でも聞く。これが大事だと思います。

そして、まず1曲仕上げてみる事。恥ずかしがらずに公開すること。人に聞いてもらうことです。

最初は、身近な人からでもいいです。

信用できる人、応援してくれる人にまず聞いてもらいましょう!

 

曲が作れない…という人へ、作曲してくれる人は探せる

スキルのフリマ【ココナラ】

もうかなり有名だと思いますが、スキルを売っているサイトです。

サービス出品者が料金を決められますので、料金価格も人それぞれ、安い人から高い人までいます。

私も、出品してます。

(ただし、現在受付停止中です。お問い合わせいただければ調整はできるかと思います)

coconala.com

 

なお、楽曲については、創作物の財産的な権利について買取の依頼をできる方とできない方がいます。

それはご自身で設定している方もいますが、著作権管理団体に著作権の管理をお願いしている方につきましては、基本的に買い取りはできないと思います。

(私もJASRACに信託しているので、楽曲を買い取るという依頼はお受けできません)

 

 

ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~

ゼロからの作詞入門~プロ直伝の考え方とテクニック~

  • 作者:井筒 日美
  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
Amazon

 

 

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近日記事公開。

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