台風大変でしたね。
幸いにして被害に遭わなかった方も、結果的に多かったようには思いますが、しかし、非難を余儀なくされた方も実際に多くいらっしゃったという、大規模な災害であったと思います。
多摩川、荒川、利根川など、関東地方の大規模な河川は氾濫の危険があるレベルにまで水位が上がりましたし、実際に氾濫した川もありました。
道路だったところが完全に浸水してしまった地域もありますし、土砂崩れが起きたところもあります。
私の居住区はさしたる被害もなさそう(確認してないから多分)ではありましたが、高齢者の避難勧告は実際にでましたし、河川氾濫の情報もでました。
夜中に消防車が待機していました。
結果的に大きな問題にならなくて済みましたが、仮に、外へ出ていたとしたら、大けがやもしかしたら死亡事故に遭っていたかもしれません。
後から考えたら、「○○イベントできたじゃん…」とか、つい思ってしまいがちですが、
今後も、万が一を考えて行動したいなと思います。
台風はまだ予想できるからよいですが、自信だったら…
今回の19号でも感じたことですが、房総に住んでいた身としては18号の影響は大きかったです。今後も、食糧の備蓄も切らさないように。万が一に備えて生活したいと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は譜面のご紹介です。
この編成の楽譜が販売に至るのは結構珍しいのではと思います。自社ではたくさん販売しておりますが、でもそれは自社だからできることであって、通常は敬遠されがちだと思います。風向きが変わったとしたら、この編成のアンサンブルをしている人達には朗報です。
販売開始されました 木管五重奏+ピアノ編成の「アディオス・ノニーノ」
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以前こちらの記事で、アレンジ作品の1つとしてご紹介しておりました、アストル・ピアソラ作曲「アディオス・ノニーノ」の木管五重奏とピアノ編成によるアレンジです。
個人的に気に入っているアレンジなので、今回、出版に至ったことは大変うれしく思っております。
動画
さて、肝心の演奏の様子について、参考が必要だろうということで、過去に演奏したさいの動画を貼り付けてみます。
公開ステータスでYoutubeに投稿しておりますので、どなたさまもご覧いただけますし、シェアはご自由に!というか、どんどんしていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
販売に至ったのはとても意外なことである
そう、タイトルの通りなのです。この編成の楽曲。しかも著作権保護期間が残っている作品が、一般の出版社から販売される日がくるとは全く持って思っていませんでした。
なぜなら、他の編成とくらべてハードルが高いと考えていたからです。
木管五重奏の作品で販売されているものは数多くあります。現代の法人作曲家の作った曲もバンバン販売されています。それ以外においても、一般にアンサンブルコンテストなどの需要が見込まれる編成の作品に関しての販売のハードルはそれほど高くありません。もちろん、出版社から販売してもよいという判断を得るのは、もしかしたらある程度難しいことかもしれませんが、それは置いておいて…
ただ、この編成にピアノが入るとなると別問題です。吹奏楽曲を構成する楽器の1つとして組み込まれているのとはわけが違います。
検索してみればお分かりかと思いますが、ぐっと数が減るはずです。そりゃそうですよね。アンサンブルコンテストに出られませんもの。管楽器主体のアンサンブルコンテストにピアノを入れるべきとは思っておりませんので、その点は誤解のなきようお願いいたします。
これにピアノが入った作品でも著名な作曲家の作品に関してはもちろん発売されています。ルーセルとかプーランクとか。
また、著作権保護期間が過ぎた作品についてはIMSLPから入手することができます。
しかし、そうでない作品の場合発売に至る可能性は低い印象があります。実際に過去にいくつか提案をしたことがあるのですが、販売には至りませんでした。その代わりに、自社サイトで販売しているものはもちろんありますし、全然数が出ないわけでもないのですが、リスクが高いと判断されるとは思います。
もちろん、Music BellsのようなPDF販売やオンデマンドの投稿型出版サイトの場合では、そのハードルは著しく下がりますが、著作権保護期間の過ぎていない作品についてはできません。
少し脱線です。
一部できるサイトもあるようですが、著作権管理出版社に許可を取り、手続きをしたうえで販売している…とは考えにくいサイトであったりします。
例えば、JASRACへの料金の支払いをしてはいるようですが、著作権保護期間の残っている作品の「アレンジ」の許可をJASRACが出すことはできません。「アレンジの許可」はあくまでも、著作権者および著作権の管理をしている出版社の許可と手続きを経ないとできません。また、仕様用途によっても許諾を得る難易度は変わりまして、例えば、無償の利用の場合は簡単に許諾が得られる作品であっても、それを販売するとなると、法人格からの手続きでないと許諾が下りない…というものは多数あります。
そのために、JASRACの作品のステータスだけ見て「出版できる」ということにはなりません。
そのため、今回のように著作権保護期間ないの作品で、かつ需要の見込まれない木管五重奏とピアノの作品が出版に至ったということについては、少し驚いています。
私が、その編成の室内楽団に所属しているから…というのはもちろん理由として大きいのですが、この編成の作品を取り扱う出版社が増えたらとてもうれしく思います。
だって、作品の数が少ないんですもの。だから、自分で作るんですよー。
もしかしたら、潮目が変わったのかもしれません。今後に期待です。
この編成の魅力については、「小さなオーケストラ」とも形容できる、多彩な音色と豪華な響きです。他にも多数アレンジしておりますので、そちらの記事、および参考音源と共に実感していただけたら幸いです。
いくつか貼り付けてみます。
どれもお勧めです。
クラシカルな曲にはもちろんふさわしい響きです。ヨハンシュトラウス2世作曲「こうもり」序曲のアレンジ。
日本人(?)大好き、ジブリの夢の世界の再現にも向いています。
ゲーム音楽も豪華なサウンドで再現できますよ!
楽譜の入手
ティーダ出版さんから入手することができます。
コラボはいい経験になります
ピアノだけで活動しているみなさん、管楽器だけで活動しているみなさん、その両者の数はとても多いと思います。
しかし、たまには別の編成とコラボしてみるのもたくさんの気づきがあって面白いと思います。この編成はその1つの手段として大変おすすめです。どうぞとりあげてみてくださいね。
また、作品が増えればこの編成にチャレンジする団体も増えることだろうと思います。この編成の繁栄という側面も考えて作品の数を増やしていきたいなと考えております。
盛り上げていきたいですよね。
さてさて、では今日はこの辺で。またお会いしましょう!