毎年恒例となりつつある、「南房総里見の納涼祭」の参加記録です。
毎年、ハラハラドキドキの貴重なライブイベントです!
ライブはメンタルが鍛えられる! 納涼祭へ出演してきました
南房総里見納涼祭
ここ数年毎年およばれしております南房総里見主催の納涼祭に、館山市の混声合唱団「コーロ・スペランツァ」で出演してまいりました。
私は、電子ピアノ担当でございます!
南房総里見
サービス付高齢者向け住宅だそうです。
納涼祭は南房総市和田地区にある里見の敷地内で行われます。海風の涼しい山間部(とは言っても千葉県にある山は低いのですが…千葉県は500m以上の山のない唯一の都道府県です)の夜に、入居者およびご家族のみなさんに楽しんでいただくべく、コーラス、中国の実習生による出し物、フラダンスなどでイベントを盛り上げておりました。
我々コーロスペランツァ、今回はトップバッターを務めさせていただきました。
ハラハラドキドキの本番
さて、この本番ですが、実は毎年ハラハラドキドキしております。
なぜかと申しますと…
- 野外イベントにつき風の影響ががが
- みなさんに歌っていただくため、予想外のハプニングが起きがち
- 演奏中に間奏を入れたり飛ばしたりする(アイコンタクトにて)
風の影響がががが…
こんな会場なんでございます。
こんな感じです。野外ステージですね。
このためにですね、風が強くなくとも影響を受けます。洗濯バサミやら、大きなクリップやら、プラスチック製の大きくて頑丈な台紙代替品やら持って行ってもですね、風によるめくれは完全には防げないのであります。
さて、ここでこんな環境で伴奏をしなければならないあなたへのアドバーイス!(当たり前のことなので、つっこまないでね)
- 伴奏の場合左手は死守、可能ならば右手のリズムを補強すべし
- 止まるべからず
- 2.のために、コード進行をなんとなくでもいいので覚えるべし
- 想定せよ、そして焦るな
って感じでしょうか。
1.について。大抵の曲は、左手にベースラインが配置されますよね。で歌の伴奏であれば、歌で旋律は満たされるわけです。となると伴奏者が一番大切にしなければならないのは、左手のベースラインです。
そ・の・た・め、仮に風で譜面がめくれてしまった場合、右手でページを戻して、左手は弾き続けなければなりません。また、可能であれば、右手が使えない場合でも、リズム形だけでも左手で完全系にすべきです。
たとえば、「ズンチャズンチャ」の「チャ」が右手に書かれていて、でも右手が使えない場合、左手のベース2連続でもオクターブでもよいので、「チャ」の部分のリズムを補完すると、音楽がちゃんと流れます。
2.について。これは言わずもがなです。止まったら終わりです。
3.について、止まらないためには、コード進行をなんとなくでもよいので、頭に入れておくとよいでしょう。暗譜していれば別ですが…
仮に完全には頭に入っていなくとも、キーとなる場所だけでも覚えておくと、音楽が止まらずに済みます。
4.について、予想外の出来事は焦らせます。ということで、最初から想定をしておくとよいです。ページがめくれようとも、楽譜が飛ばされようとも、落ちようとも、弾き続ける覚悟を持っていれば、なんとかなりますよ。そうならないような準備が大事なのは言うまでもありませんが…
予想外のハプニング
たとえば、急きょ「団員以外の方に歌っていただきましょう!」なんて企画をすると練習をしているわけではないので、楽譜通りに歌われなかったりするわけであります。拍が違っていたり、休符を食っちゃったり、飛んじゃったり…
でも、そんなので驚いていたら、こういう企画の伴奏はできません。
ピアノの伴奏譜だけでなく、歌詞も見ていれば…いいえ、歌詞を見ずとも歌と伴奏の違和感はわかるはずなので、せめてそこを見ていれば、異変には気付けるはずです。
適宜拍を延ばしたり、拍をはしょったりして対応しましょう。団員はついてきてくれるはずです!
ちなみに、この能力を伸ばすには、ちゃんと伴奏をする必要があるかなと思います。要は、ピアノの楽譜ばかり読んでいるのでなく、歌や器楽ソロの譜面を見つつ演奏するという、伴奏者としては当然なことを気を付ければよいのです。
最初は難しいかも知れませんが、なにごとも慣れです。
アイコンタクトで間奏を付けたり飛ばしたりする
要は、空気を読みましょうということです。(ちなみに、私は「そぐわない発言をするな」という意味の「空気を読め」と言う言葉は嫌いです)
こういう、観客参加型イベントの場合は、お客さんの参加を促したり進行を制御するキーパーソンが絶対に居るので、その方とコミュニケーションをとりましょうという事です。
「え、でも人の考えていることなんてわからないじゃん」。それはその通りなのですが、大抵は自分が思ったようにやればOKです。
そもそも、最初に打ち合わせがしてあるはずで、基本形としてそれを想定しておけばまずは、オーケーです。
でも、やっているうちに、「間奏が長いな…」とか、「間奏ないと歌い手さんの入るタイミングがわからないな…」なんてことが起きてくるわけです。
これはたいていの場合自覚できます。
で、自分が思っていることというのは、進行役の人も同じことを思っていたりするもので、直接話に来たり、何か言わんとアイコンタクトをとったりしてくれるものです。
なので、そういう点を常に考え、想像しながら、演奏するといいと思います。
ライブは鍛えられる
ライブで発生するハプニングというのは、自身をとっても成長させてくれます。多少の事では動じなくなります!
ということで、恐れずにどんどんチャレンジしましょう。仮にミスっても「あー、失敗しちゃった。てへ」くらいの気持ちで臨みましょう。
大丈夫、生死にかかわる仕事ではありません!
なお、別に想定通りでなくてもいいんです。間違えたっていいんです。そんな、すべて完璧なんて思ってはいけません。それができるのは神です。自分を信じて進みましょう。
一番大事なのは迷わずに進むこと!
だと思います。
また、よい指導者、先導役の場合は、間違えても批判したり、こちらがやりにくくなるようなことは決してしません。
良いパートナーを見つけ、自らもよいパートナーとなるように頑張るといいでしょう。
割と、臨機応変にでき、かつ、奏者の意図を読み取れるので重宝していただいております。
なお、こういうことをすると、普段しないような集中をするので、とっても疲れます。その分終了後のお楽しみは倍増です!
ということで、こんな書いてあるようなことがありつつ、無事終えることができました。
終了後のお楽しみ
はい、ここの本番の楽しみの一つとして、終了後のBBQ&お弁当です!
スタッフさんが準備してくださいます。
焼肉以外にも、房総の海の幸や野菜果物をいただきました!
ノンアルコールビール(車で行ったので飲めず…)とはまぐり、さざえ!
牛タンもいただきました!
初めて食べたのですが、素麺の入ったいなりずしが美味しゅうございました。お代わりしてしまいました。
BBQの他にもお弁当もいただきまして、お持ち帰りも可能です。
お弁当(と後から買い足したポテトとおしゃけ)
はい、この記事は帰宅後にこのお弁当と酒を飲みながら書いていたりします。
いい本番でした。