日本の童謡・唱歌。素敵な曲がたくさんありますよー!
木管四重奏とピアノによる 唱歌・童謡メドレー
動画
アンサンブルミルフィーユメンバーによる、亀田病院のロビーコンサートでの様子です。
割と気に入っているのですが、この時点のアレンジだと実は、和声的にちょっとおかしい箇所が残っていたりして、後日密かに修正をしていたりします。
気に入っているとは言っておきながら、何個か難点が…後半のつなぎの部分が単純な上昇音階の部分が多く、単調な感じがします。もう少しひねればよかったと思います。気になるかな…
曲目一覧
使用楽曲です。
- 花の街(團伊玖磨)
- 花(滝廉太郎)
- カモメの水兵さん(河村光陽)
- 海 (松原遠く…) (作者不詳)
- 子ぎつね(ドイツ民謡)
- 雪(作者不詳)
- 冬の夜(作者不詳)
- 七つの子(本居 長世)
- 故郷(岡野貞一)
個人的なお気に入りは「カモメの水兵さん」ご機嫌な楽曲で。しっとりした曲の多い唱歌の中で、光る存在です。(これは原曲のおかげであるのですが)
ちなみに、最初の曲、七つの子はリクエストがありましたが、他は確か自分がなんとなく選んだんだったような気がします。
なんとなく、春~始まって四季を経験して、最後なつかしき故郷…っていう構成、なかなか良いと思います(自画自賛)
木五+ピアノでも演奏できたりします
この演奏会の時、オーボエのメンバーが都合で出られなかったため、木管四重奏+ピアノの編成で演奏できるように作りましたが、またの機会があったら、木五でできたらよいなと思いまして、オーボエのパートも入っていたりします。
ただし、オーボエは必須パートではない扱いなので、出番は多少大人しいです。
オーボエが入ってインパクトがあるのが、海でしょうか。ファゴットとフルートのオクターブになっている箇所が、オーボエが上のオクターブ、下のオクターブをフルートとファゴットという形になります。
脱線。これ、私の趣味なんですけれども、フルートとファゴットのユニゾンがとても好きなんですよね。
ファゴットの高音って苦しげ、若干悲痛な感じさえするものです。実際、高音は演奏が大変で、苦しいのではないかと思います。
フルートの低音は弱くて、音量は出ませんが、とっても柔らかくて綿帽子のような、柔らかく包み込む素材のような音がします。
この2つが組み合わさると憧憬って感じの素朴で切なげで、優しくて…という音色になるんですよね…この組み合わせのヒントはチャイコフスキー様なんですけれどもね。(悲愴の第四楽章とかこの組み合わせで流れていく箇所多いのです)
ということで、室内楽作品では時々使ってます。
残念ながら、吹奏楽ではあまり使えないかなと思います。
伴奏をとても抑えないといけないので…伴奏をとーっても薄く書けるのであれば面白いのでお勧めですよ。ただし、低音が鳴らせるフルート吹きと、高音が出せるファゴット吹きが必要ですががが…
はい、それ以外には、こぎつねから雪のつなぎの箇所なので、不自然にオクターブと単独の組み合わせのあるところがありますが、個々が自然にオクターブ同士の組み合わせにかわりまーす。
売りたいのだけれども…
はい、この曲できれば、売りたいんです。演奏していただきたいので…
なのですが、花の街の著作権保護期間の関係で、手続きが必要なんですよね。手続きと利用料をお支払すれば、売れないことはないと思うのですが、商売の話となると、どうしても採算見込みがないと…なんですよね。
花の街をぬかしたメドレーにしてしまってもよいのですが、あったほうが絶対格好いいんだけれども…
童謡歌集
この歌集にはたくさんの童謡が入ってます。
「カモメの水兵さん」「うみ」「こぎつね」「雪」「冬の夜」「七つの子」「故郷」が入っています!
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