なんとなく秋のイメージの曲をこれから夏になろうというときに持ってきてしまいました。でもまぁ、作曲された時期を考えたら、初夏であっているのかも???
木管五重奏とピアノによるアディオス・ノニーノ
タイトルの通りです。私の所属しているアンサンブルミルフィーユの演奏会で取り上げました。
語法や和音、楽器の違いによる関係で、アレンジに難儀した部類の曲かもしれませんが、結構気に入っております。
動画
アンサンブルミルフィーユ鴨川コンサートでの演奏の様子です。
日時:2014年6月7日(土) 19時開演
会場:鴨川館
入場無料
メンバーのリクエストによりこちらが入りました。ピアソラの曲をやってみたいというリクエストでした。「アディオス・ノニーノ」になった理由は忘れちゃった(--;
オリジナル編成だと、バンドネオン、ヴァイオリンなんかが入っております。ヴァイオリンのポルタメントというかグリッサンドというかの表現に難儀いたしました…
でも、結構善戦しているかとは思われます。
楽曲解説
言わずと知れた、アストル・ピアソラの初期を代表する作品です。「ノニーノ」とは父親の愛称です。アディオス…のタイトルから推測できるかと思いますが、父親の死去の知らせを聞き作られた楽曲です。
中間部のやさしい旋律がとても印象に残っています。亡き父との思い出…なのかな。。。という印象です。
激しい主部もとても素敵です。
なんというジャンルなのでしょう?
アルゼンチンタンゴをベースにクラシックとジャズの要素を取り入れたスタイルと説明されることが多いように思いますが、確かにこの説明が正しいように思います。
即興の要素が多いですよね。
中間部なんか、本家の演奏だと、和声は粛々と淡々と、変に待ったりせず、音楽を進めますが、旋律を担当するバンドネオンは、拍節を無視している(いや、実際には無視ではなく、大きく捉えた場合につじつまが合う程度に自由に…という表現が正しいかも)のがなんともいえない味になっているように思います。
これは推測になりますが、ライブに醍醐味のあるジャンルの楽曲なんだろうなと思います。その場、その時にしか味わえない音楽とでも言いましょうか。
この曲、大変多くのアレンジが存在しますよね。それだけ愛されている楽曲なんでしょうね。
こちらのCDは最初が若干現代音楽風な印象。
いろんなテイストがあって面白いですね。
われわれの演奏は、クラシック系統のアマチュアの演奏なので、即興的な要素はかなり難がありますが。。。それを除いてもクラシックよりのアレンジかなと思います。
でも、これはこれであり。面白いのではないかなと思っております。
蛇足
バンドネオンって蛇腹にボタンがたくさん付いた楽器で、誤解を恐れずにいえばアコーディオンから鍵盤を取り除いた楽器という認識です。それ単独でみると箱状というか、芋虫状というか、なビジュアルで、お世辞にもビジュアルのよい楽器とは思えないのですが、でもピアソラの演奏している様子を見ると、不思議ととても格好いいのですよね。
ださかっこういい。。。が正解かな。なんていったら、バンドネオン奏者に起こられちゃいそう…
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