POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 田丸和弥の音楽日記

鴨川在住の作編曲家が、作編曲家、演奏家、音楽愛好家さんへの便利情報を提供します。時々鴨川ネタもご紹介


【スポンサーリンク】

管打八重奏「ロイヤルパレード」

【スポンサーリンク】

本日は勤めはお休みで、伴奏三昧の一日になりますー。

 

今回は、金管楽器とティンパニで演奏できる楽曲をご紹介いたします。

吹奏楽編成でも使えるかも?

 

f:id:ilyich888:20190511084315j:plain

acworksさんによるイラストACからのイラスト

これは、裸の王様か…

 

 

管打八重奏「ロイヤルパレード」

音源

出版社のページに音源のリンクがありますので、こちらにも貼っちゃいます。

http://www.teeda-japan.com/teeda_publishing/TBK8024.mp3

デッドな環境で録ったものなので、残響皆無ですけれども、楽曲の雰囲気はわかるのではないかと思います。

 

作曲の経緯

こちら、ティーダ出版さんの作編曲家募集に通って間もないころに「アンサンブルの曲を何曲か書いてほしい」と言われた当初に書いたものです。

楽譜のカテゴリが「ティーダ”キッズ”」となっているところから推測していただけるかと思うのですが、こちら、小学生の金管バンド編成向けに作られたものです。(もちろん、通常の吹奏楽の楽器でも演奏できる版もあります)

小学生向けにわかりやすい曲で金管楽器と打楽器を含めた編成のものを作ってほしい。との依頼でできたものです。

 

楽曲解説

この楽曲の形式を説明するのはちょっと難しいのですが、変形のロンド形式か三部形式と言うことができるかと思います。

4分の4拍子、変ロ長調のミドルテンポの楽曲で、「ロイヤル・パレード」と名付けましたとおり、高貴な雰囲気で行進できるような曲をイメージして作りました。

構成は以下のような感じです。

  • AA - BB - AA'(縮小版) - CC - AA''(拡大) - BB'- DD(AA'の動機を用いたもの)

BB'以降をコーダと考えてもらってもよいかと思います。(それであれば、ロンド形式とみなしてもよいかと思います)

主題が計3回でてきますが、全合奏の1回目3回目とは対照的に2回目の主題は3名での演奏で差をつけており、また3回目は1回目のものよりも音域を拡張して派手なアレンジになっており、ラストに向けて盛り上がっていく構成になっております。

なお、主題部分の1回目と3回目の構成も以下のように、3回目の最初の主題を省いて、おや?っと思わせる効果を狙っております(狙い通りになっているかは…)

  • AA(1回目):A(主題) - a(主題の変形) - b(下降音形) - c(2つ目の中間部の主題の先取り) - A’(主題)
  • AA''(3回目):a'(主題の変形) - b(下降音形) - c(2つ目の中間部の主題の先取り) - A''(主題の派手バージョン) 

高貴なものも目指しましたが、古典的なものも意識しました。その1つの例として、打楽器をティンパニに絞ったことがあげられます。古典派の交響曲で使われているようなイメージです。

小学生向けの良質なアンサンブル作品をコンセプトに、各楽器や声部の絡みアンサンブルを楽しく、そして有意義なものになるように…考えました。ティンパニも独自の役割を持たせ(特にCCの部分)、飾りにならないように…作っております。

 

音楽教育の1つのよい教材たりうるようにと願ってつくりました。そのような楽曲であることを祈っております。

 

リアレンジすると、吹奏楽でも使えるかも?(極小編成も可能かも)

この楽曲はアンサンブルの譜面しかありませんが、吹奏楽にアレンジしてもよい効果が狙えると思います。(自分で理アレンジするならば、シンバル、バスドラムともしかしたら、スネアドラムあたりも足してしまうかも、かも)

そもそも8人で演奏できてしまう楽譜ですので、10人以下の小さな編成でも取り組めます。

作曲家個人としては、アレンジはしていただいて構いませんが、まずは楽譜入手のリンクにあります。ティーダ出版にお問い合わせをしていただければと思います。

 

楽譜入手

ティーダ出版さんから販売されております。

金管バンド編成の楽器による版(コルネット、アルトホルン)

alicemusic.shop-pro.jp

 

吹奏楽編成の楽器による版(トランペット、フレンチホルン)

alicemusic.shop-pro.jp

 

こんなものに登録もされているようです。

iss.ndl.go.jp\

 

関連記事

この曲同様、金管バンド編成の楽器と吹奏楽編成の楽器のどちらでも演奏できる版が発売されています。

www.petit-orchestra.jp

 

極小吹奏楽部が取り組める曲をご紹介しています。

www.petit-orchestra.jp