10名で吹奏楽「くるみ割り人形」のラストの記事です。この記事で取り上げる曲はバレエの大ラスの楽曲です。
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極小吹奏楽部がコンクールで成功する方法! 10人で吹奏楽
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実演の様子は残念ながら…
こちらの楽曲は演奏会で取り上げられなかったので、実演はございません…
ソフトウェアでのサンプルはこんな感じです。
http://didijiji888.up.seesaa.net/sound/WaltzFinale.mp3
このソフトウェアの音源でも、なんとなくの雰囲気はわかっていただけるのではないかと思います。
一般市民オケの音源を発見いたしました。曲の雰囲気はこんな感じです。
とても素敵な曲なので、是非一聴いただきたいです。チャイコフスキー節のワルツをお楽しみください。
10人の内訳
原曲は変則的な3管オーケストラ作品(ファゴットとトランペットが2管)なので、弦五部+管楽器21人+打楽器、ハープなど+(1曲のみ児童合唱)とかなーり豪華な編成なのです。
そんなフルオケの曲をフルート、オーボエ、Bb管クラリネット、ファゴット、2本のホルン、トランペット、バストロンボーン、打楽器1、ピアノ1で演奏しております。本当は打楽器はもう2人くらいいると完全形になります。
先日書きました、「木五+ピアノ」でもかなり豪華な響きになりますが、それにトランペット、トロンボーン、打楽器が入ると小さなオーケストラのよう。
そう、お勧めのの理由の一つに「ピアノ」が入っていることがあります。
ピアノは一人でいくつもの音を同時に発音できます、そのため、一台でサウンドをとても豪華にすることができます。その分ピアノへの要求は多少高く、中級~奏者が必要ではあります。
「え!?こんな少人数でやっていると思わなかった!」と思わせるような演奏が可能になります。
「えっ、待って!小規模吹奏楽部にオーボエやファゴットなんてないよ(泣)」ご安心ください。
オーボエの代わりにBbクラリネットで、ファゴットの代わりにバスクラリネットでできるようになっております。
演奏のポイント
変ロ長調(♭2つ)の調なので、読譜は容易だと思われます。派手な曲調を持っており、ゆっくりな部分もありますので、コンクールにもふさわしい楽曲であると思います。
主題の最初の再現があるまでは、ピアノが両手で旋律を演奏している関係で、ファゴットとバストロンボーンにベースラインが書かれております。
そのため、ファゴットの最低音や、バストロンボーンの低音域が多く(ペダルトーンのBb音も)出てきます。演奏するのに最初はコツが必要かもしれません。
また、ベースラインの音量に合わせて伴奏を加減する必要もあるかもしれません。
そういった意味で前半が山場でしょう。
中盤以降はピアノの左手がベースラインを単独でまたは、補強しておりますので、前半を乗り切れば楽になるでしょう。
低音をはっきり演奏できさえすれば演奏効果の高い楽曲です。
なお、ファゴットパートをバスクラリネットで演奏する場合、最低音域については代替案が示されております。
楽譜の入手方法
デジタル音楽出版「ミュージックベルズ」にて販売しております。
演奏に関するポイントは販売サイトでも別途言及しておりますので、参考にしていただければと思います。
プロの演奏を聞いてみましょう(CDご紹介)
プロによる参考音源が簡単に手に入るのも魅力の一つですよね。
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ラトル(サイモン),チャイコフスキー,ラトル(サイモン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2016/02/24
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