POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 かずまるの音楽日記

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合唱伴奏のお仕事 簡単に演奏を良くするポイントに触れた一日

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こんばんは~。

今日は勤めは休みだったのですけれども、合唱伴奏のお仕事を2件やってまいりました。半日仕事、結構がっつり、疲れました(^_^;

 

でも、毎度毎度勉強になります。

 

 

 

合奏伴奏のお仕事してきました 簡単に演奏を改善できるポイント

 

ファルセットでソプラノの音取し手伝いしてきました

メインは伴奏なんですけれども、時々指令が下ります。女性パートの音取補助。今日もございました。本日はなんと最上声のソプラノ。

声の調子がいまいちのところ、ト音上のGの音はキツイ…

そもそも、汚いffの叫び声にしかならないのですが、1回出たか、1度も出なかったか…いずれか。五線のFは出しましたとも…

でも、ある程度役割は果たせたようです。指針にはなれたと思います。というか、大きい声でしか歌えないので、いやでも聴こえるわっていうね。

 

音取便利部隊の仕事とかないっすか?

本当、練習伴奏者としてだけでなく、音取便利部隊としても仕事できそうですよ。音が高くてきつすぎて、情感を込めて歌うなんて全然できませんけど、巷の混声楽曲の半分くらいは、ソプラノからベースまで全パート音出せると思います。

2パートあっても、先生が片方のパートを、私がもう片方のパートをとかできますし、実際やっていたりします。(あんまり難しい曲の初見は厳しいですががが…)

通常音取はピアノでやったりするんですけれどもね、歌ったほうが音を取りやすい人というのは確実にいるもので、一緒に歌ってあげるとつられて歌えるんですよね。

 

だれか使いません?この能力?

 

ブレークタイム、里見の湯でごはん

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豚あぶり丼

お昼は里見の湯のレストランでごちそうになりました。豚あぶり丼、すごいボリュームですよね。ごはんの大盛り無料と聞いて迷わず選択してしまったのですが、やめてもよかったかもと思うくらいありました。

普通こういう定食って普通の味噌汁がついているくらいだと思うのですが、これ大きなつみれ(見切れてるけど…)が入っていて、温泉卵もついていて、確か、1200円ちょっとだったかな???コスパ高いです。

 

同席のお二人はぶっかけそばとぶっかけうどんを召し上がってましたが、揚げた角餅がまるまる一個入っていたり、あぶり味噌がついていたり、豪華でとてもおいしそうでした。

ここのレストラン、そば打ちの名人がやっているらしくて、行ってみる価値ありですよ!

 

こちらの施設です。

www.satominoyu.com

時々お風呂の方利用します。漫画たくさんで飽きないし、整体はさほど高くなく上手でお気に入りの施設なのですが、お食事もおいしかったとはしらなんだ。

しかも、食事利用だけできるのも知らなんだ。

まだ、知らないところがたくさんある、南房総!

 

しおさいコンサート 全体合唱の練習伴奏

さて、気を取り直して、後半は今年6月に開催されます、しおさいコンサートの全体合唱の伴奏でした。このイベント、市の行事ではなく、館山市民や近隣の市の有志が集まって開催しているコンサートで、南総文化ホールの大ホールを使って行われます。

 

目玉は最後にある、館山市民オケを伴っての全体合唱。

 

今年の曲目はハレルヤコーラスです。

で、練習伴奏をしてまいりました。

 

バロックの作品って各声部が独立して動く場面が多くて難しいです。ヘンデルはバッハに比べればそれでも楽な方だけれども、結構大変。

合唱も複雑で大変そうではありました。

難しくはありますが、うまくできたら楽しいし、聴きごたえもあるし、いいことづくめかもしれませんよ~!

頑張りましょう。

 

合唱の勉強にもってこいかも!?ハレルヤコーラス

今年の全体合唱の曲目がこれなんです。この曲、音楽の、合唱の勉強にも良い楽曲だなと思いました。

そう思ったポイントを2点ご紹介してみようかなと。

 

子音の処理の勉強によい

合唱を少し本格的にやっている人であればすでにご存じの事と思いますが、「オンビートに持ってくるのは母音」で、「子音は前に出す」というルールがありまっす。外国語ほどではないにしても、日本語も同様の処理が必要であったりします。

この「ビートより前に発音する」ことですが、意識しないと、いや、意識しても結構難しいんですよね。だって、視覚から入ってくる情報と実際に演奏するタイミングにズレがあるわけなので…視覚的にイメージされるタイミングより前に出さなきゃいけないんだもの、そりゃ難しいです。意識しても、定着するようになるまで、なかなかできるようになりません。

 

で、外国語は日本語以上に意識が必要だったりします。日本語って基本的に子音と母音1つずつセットなんですよね。(「Tsu」とか「Shi」とかどうなんだとは思うけれども…?)それに対して、外国語は「子音が複数くっついていること」なんて、普通にあるわけです。

例えば、「Strong」だったら、子音3つ重なっておりますよね。この場合「Str」は前に持ってこないと行けなくて、「o」をオンビートで歌わなければいけません。(ついでに、「ng」のタイミングまで気にしないといけない)

誤解を恐れずに行ってしまうと、日本語式の発音だと「ストゥル」を前にだして「オー」をオンビート、「ング」をタイミングを見計らってというのが必要。

「ストゥル」って3語も前に出すんですよ!そりゃ難しい。

でも、課題があるのはいいことです!いい練習テキストです。

 

ここまで外国語の事を書きましたが、子音を前に出すのは、日本語でも大事です。

単独の歌唱でも意識する必要があることで、ありますが、合唱みたいに人数が多いとどうしても発音がぼやけがちになってしまうため、より気を遣う必要があります。子音をはっきり、しかも前に出して発音しないと何言ってるかわからなくなってしまうんですよね。

たとえば、「ない」だったら、ローマ字の構成「nai」を意識して、かつ、「n」を前に出すみたいなプロセスが必要。「んない」みたいに発音したほうが良いことすらあります。

 

で、こちら合唱にかぎらず、ポップス歌唱でも、必要なことのようです。カラオケがうまく聴こえるか否かという点に関して、正しい音程で歌うより、はっきり発音して(意味が伝わるように)歌うことの方が大事だと言われるくらいです。

歌は言葉ありきなので、歌詞の意味が伝わるようにはっきり発音するのって、よくよく考えてみたら、当然大事ですよね。

無声子音の「k」「s」「t」の発音なんか、肝ですよね。

 

 

女性リズムがたくさん出てくる

もう一点。この曲女性リズムまみれなんです。

女性リズムってなんぞや?だと思うのですが、それはこの本に詳しく書いてあります。

 

www.petit-orchestra.jp

この女性リズムというものは、表現上重要なことであるのですが、見分け方がとても簡単なので、知っておくと、簡単に上達できてとてもよいと思います。

 

たとえば、ハレルヤコーラスのどこででてくるか?と問わるレバ。

「Ha  -  lle  -  lu  -  jah」「Ha  -  lle  -  lu  -  jah」「Ha  -  lle  -  lu  -  jah」「Ha  -  lle  -  lu  -  jah」「Ha  -  lle  - lu -  jah」

赤字のところですね。

ポイントは歌いだしから1小節目3拍、2小節目3拍、3小節目1拍、3小節目3拍という感じです。

どういったリズムかと問わるれば?

 

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男性リズム(上)と女性リズム(下)

下の五線のこの赤いところで囲まれたところです。上の五線はわざと女性リズムを使わずに男性リズムの形に書き換えたものです。そう、「女性リズム」があるということは「男性リズム」もあります。

女性リズムと男性リズムで何が違うのか!?

フレーズの終わり方に注目していただきたいと思います。強拍で終わるのは男性リズム、強拍で終わらないのは女性リズムです。違いはこれだけです。

でも、「これだけ?」と思われるかもしれませんが、この小さなことが音楽的には大きな違いを生み出します。

さて、見分けるところまでは来ましたが、この先が肝要です。

どう表現をするのか?

 

女性リズムの拍頭はアクセントをつける

逆に男性リズムには基本的にアクセントをつけない。です。

これは、語尾がどこにあるかってことを考えると簡単に想像できると思います。

演奏をする場合、フレーズの最後、語尾は、通常は大きくせずに収めます。

 

男性リズムのフレーズの語尾がどこにあるかと問われると、拍頭にあるわけです。

女性リズムのフレーズの語尾がどこにあるかと問われると、拍頭ではなくて、その次の音になるわけです。

女性リズムのフレーズにおいて拍頭の音は語尾ではない!その上に、拍節上大事な強拍である。このため、女性リズムの場合、拍頭にアクセントをつける必要があるわけでございます。

 

さらに、言ってしまうと、女性リズムは倚音や倚和音と密接にかかわっており、仮に、該当箇所がそうであった場合は、アクセントの意味合いはもっと強くなります。

倚音についてはこちら。倚音については女性リズムよりももう少し難しい話題かもしれません...

www.petit-orchestra.jp

 

女性リズムの見分け方ですが、(大小問わず)フレーズを意識しさえすれば、簡単ですよね?

ということで、是非習得していただきたいと思います―。

 

今日の指導者の先生も、女性リズムという言葉は使いませんでしたが、その場所にアクセントをつけるように!とずっと説いておりました。

 

さて、また明日から日常です。