POPSにも果敢にチャレンジ!クラシック作編曲家 田丸和弥の音楽日記

鴨川在住の作編曲家が、作編曲家、演奏家、音楽愛好家さんへの便利情報を提供します。時々鴨川ネタもご紹介


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ブリティッシュブラスの曲「冒険の夢」

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今日は、音源紹介をしてみようと思います。

 

へっぽこ作編曲家ゆえ、なかなか機会がないのですが、そんな私でも、CDに収録されている曲があったりします。

 

その一曲が「冒険の夢」です。

 

金管バンドで讃える『シンフォニア・ノビリッシマ』〈金管バンドコンクール自由曲ライブラリー Vol.4〉(WKCD-0061)

金管バンドで讃える『シンフォニア・ノビリッシマ』〈金管バンドコンクール自由曲ライブラリー Vol.4〉(WKCD-0061)

 

 この7曲目。

 

リンク先でちょっとだけ試聴できます。

alicemusic.shop-pro.jp

 

演奏は日本国内が誇るプロのブリティッシュブラスバンド「Vivid Brass Tokyo」によるもの。今思えば、なんと贅沢な機会を頂いたんでしょう…

 

 

作曲の経緯ですが、小学生のためのコンクール曲として作曲しました。

ちなみに、小学校の部は吹奏楽コンクールに「金管バンド編成」で出場できたりします。

 

この夢は、願望の夢ではなくて、寝ているときに見る夢です。

子供が寝ているときに見る「冒険の夢」です。

ウキウキ・ワクワクした冒険をしている主部、一休みして、夢見心地、幸せな中間部、冒険を再開しようとしたら「あれれ…危ない危ない!?」というシーンを経て、もう一度主部へ、最後は「目的地到着!やったー!大団円」みたいな曲です。

 

この曲、何度か差し替えがありました。第二版以降は大きく変わっておりませんが、初版と第二版で大きく違っておりまして、小学生がイメージしやすいようにというオーダーがありまして、初版のエッセンスはちょっとだけ残っていますが、冒頭がまるまる変わっていたりします。

初版は、夢に入る前、「どんな夢を見るかなー?」といった、期待を胸に秘めた心情とその様子を子守歌たりうるオルゴールみたいな穏やかでゆったりしたイメージだったのですが、「小学生は派手な始まりの方が好きだよー」みたいなお話になりまして、「でーはー」なものにがらっと変更。ちょっと盛り込み過ぎた感、おと多すぎ感がなくもないかも。

 

拍子は2分の2拍子(コーダは8分の6拍子)、調性は変ホ長調(♭3つ)中間部は変イ長調(♭4つ)です。

 

拍子が2分の…の理由は読譜です。16分音符が出てくると「うわ~、線がいっぱいある、細かい…難しい…」と思われてしまうのですが、その心理的な障壁を取り除くためです。

「えっ!?4分の2拍子と一緒じゃん?」と思われるかもしれませんが、侮るなかれ、見た目の影響…アメリカのグレード対策で同じようなことしてるみたいです。

 

で、2分の2拍子にしたのならば、本来は最後は4分の6拍子にすべきだったような気もするのですが…

 

視聴できないのが、残念なのですが、序奏と主部のブリッジとか、主部と主部のブリッジ(属音による保続音ドーンからの主和音解決 カタルシス)とか(主音による保続音ドーンの)コーダとか聞いていただきたいところはたくさんあります。

どこぞやのバンドさんが音源をアップしてくださらないかしらん…

 

難易度ですが、小学生向けとしてはちょっと高めかもしれません。でも、コンクールで上位を狙うにはいいとも思います。多分。

リンク先にも書いてありますが、第2回全日本小学生金管バンド選手権でのグランプリ受賞曲であったりします。

 

演奏で取り上げて欲しいのもありますが、聴いていただきたい1曲です。