小学生五年生による器楽合奏 地元小学校からの委嘱作品
数年前に、人づてに、地元小学校の音楽を教えている先生から依頼があり、威風堂々のアレンジをしたことがございます。
今日はその記事をば。
演奏動画
練習の様子を録音させていただきまして、動画にしたのがこちら。
映像はごめんなさいということで、音だけ。
動画をアップしたのが2013年ということは、6年前…
当時の小学5年生、今は高校2年生…
ひや~。歳月の立つのは早いものです。
こちら、いわゆるリード合奏と呼ばれる形態の物です、本来、リード楽器のアコーディオンやハーモニカなどを主体にした演奏形態で、小学校にある楽器を使って演奏する場合に、これに近い形態をとることがあります。
私が小学生のころからすでにこの形態で演奏ができていました。
編成
このアレンジにおいては、こんな感じです。
- ソプラノ リコーダー
- 鍵盤ハーモニカ
- ソプラノ アコーディオン
- アルト アコーディオン
- テナー アコーディオン
- バス アコーディオン
- オルガン
- ピアノ
- 鉄琴
- 木琴
- バス木琴
- ティンパニ
- トライアングル
- タンバリン
- 小太鼓
- シンバル
- 大太鼓
ちなみに、アコーディオンはなくても演奏可能なアレンジが施されていたりします。
よく小学校で見かける楽器ばかりですよね?
バス木琴なんて、むしろ小学校でしか見ないかも。吹奏楽部もってないような???
意外とレアな楽器が見つかるかもね。
アレンジの経緯
地元の小学校の音楽の授業の一環で、オーボエの演奏をしたことがございます。高学年で木管楽器のことを習うそうなのですが、そこで、フルート、オーボエ、クラリネットの演奏を全校生徒の前で披露。という機会がございました。
その時の縁だったと思うのですが、その音楽の先生より「卒業式で演奏するのに作ってほしい」との話でした。
正確には、威風堂々のトリオ部分と最後をちょっとだけ追加したものです。
音楽の教科書にも威風堂々のトリオ部分の楽譜は載っているそうなのですが、もっと豪華なものが欲しい…とのご依頼だった覚えがございます。
演奏について、瑕…いやいやいや、それより頑張ってないですか!?
あれです、瑕は確かに多いんです。低評価つけたくなるのもわかるんです。
でも、でもですよ?
楽譜もろくに読めない小学五年生がこれだけの演奏をするって、よくよく考えてみるとすごくないですか?
音楽の授業があるとはいえ、読譜ってかなり高等技術ですよ。大人のみなさん!楽譜が読める人どの程度いますか?周りを含めよーく考えてみてください。
しかも楽器の演奏をする場合、「書いてあることを理解して」「楽器を操って」「周りの様子を伺って」っていうのを同時にやるのです、そりゃ大変ですよ。
先生もご指導大変だったと思います。
やることがいっぱいあって時間が割けない中でのやりくり。
楽器の割り振り
たまに、吹奏楽指導者や学校の先生と件名のことでお話することがあるのですが、やっぱり性格やポテンシャルと向いてる楽器というのはあるように思います。
よくやられがちで大失敗のリスクが高いのが、「とりあえず打楽器に割り振る」ってやつですね。経験の少ない生徒さんなんかがいかされたりしますよね。
でも、打楽器(特に金属の楽器)ってそもそも音色を作るのがとても難しいし、音色が目立つので、悪影響が大きいです。
打楽器は、すごくセンスを持った人を!お勧めいたします。
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ピアノはちょっと難し目のアレンジです。小学生でも弾けますが、生徒数の少ない学校だと、もしかしたら教員が弾いたほうが良いかも。