皆さん、こんばんは!
今週の全勤め終わりました。私の休みはやっと始まりました。明日には終わってしまうけれども…
さて、卒業の唄って何が記憶に残っていますか???
小学校でも使える金管バンド編成による卒業の唄
今日は、卒業の唄の中でも拙アレンジの金管バンドアレンジをご紹介したいと思います!小学校ブラスバンドでの演奏を念頭に作りましたー!是非ご利用いただければと思います。
卒業の唄と言えば…
私の印象に残っているのは、中学生の時に卒業しきで伴奏した「大地讃頌」とたしか幼稚園の時だったと思われる「思い出のアルバム」。。。「思い出のアルバム…」これはこの記事を書いていて思い出しました。
曲の最後の方に低音に半音進行があるアレンジだったのを覚えております。半音進行というか、III(メジャー)→VI(マイナー)の進行というか…(この進行ベースにG#→Aがあったりして、切ないのよねん)子供ながらに、こういう泣ける進行に興味があったっぽい。
子供の唄って短いのだけれども、飽きさせない工夫みたいなものがあって、作りが素晴らしい。見習うべきポイントたくさん。
この曲の視点は誰なんだろうか???問いかけの形の前半は大人、後半は子供の視点とも思えるけれども???基本的に、先生の視点なのかなという印象。先生の視点の唄で「こんなことがあったね、あんなことがあったね。おとうさんとおかあさんに聴かせてあげようね?」って歌なのかな…と思いますた。
「もうすぐみんなは一年生」なんて、親心を想像したら、泣けるわ…
旅立ちの日に
さて、 今日は「思い出のアルバム」ではなくて、最近(といっても、私より若い世代では当たり前の唄らしいのですが)の卒業ソングについてです。
こちら。
言葉の力を感じた名曲
旅立ちの日に。荒れた学校の校長先生が歌の力を信じ、その気持ちを込めて歌詞を作り、音楽の先生が曲を作ったという話を聞いたことがございます。
このアレンジのお話を頂くまで、この歌のことを知りませんでした。世代がばれますね(苦笑)
アレンジをするにあたって、原曲を試聴いたしましたが、とてもいい歌でした。そして、美しい言葉がちりばめられていました。
僕なんか、ふとすれば、後ろ向きな言葉を自分にかけてしまいがち。ときには、自分の中に収められずに吐き出してしまうこともあります。
「人間だから、そんなこともあるさ」と、その気持ちや言葉に目を背ける必要はないと思うのですが、でも、時には、美しい、前向きな、澱を昇華できる言葉を自分にも、人にもかけらてあげたい、かけられる、差し出しせる人になりたい。
そんな風に想わせてくれる歌でした。
言葉の力は大きいですね。直接気持ちを伝えられるツール…力を持っているツールです。
音楽はそういう力は持ってはいない。でも、言葉を助けられる、言葉の持つ力を増幅できる、想像させる余地を持っているツールである。
とは、思っています。
折角ならば、何か、ほんの少しでもいいから、人に何かお渡しできるものを作りたいなと思いました。
そういう意味において、こういう曲に関わらせてもらえるというのは、とても貴重だなと思っております。
もう一つ「仰げば尊し」
古き良き卒業の唄の定番ですね。現代でも「旅立ちの日に」か「仰げば尊し」かどちらかを選択する学校が多いようです。
こちらの楽曲ですが、このレコーディングをしたときに在籍していたアレンジャーさんに褒めていただきました。個人的には「旅立ちの日に」がイチオシだったのですが(^_^;
やっぱり、自分はこういう歌う楽曲が得意なのかな…なんて思いました。リズミックな曲も得意になりたい。。。
2番の後の間奏を聞いての感想だったのかな?褒められた箇所を正確に覚えていないという…
主調はEbメジャーなのですが、間奏においては変化をつけるために転調をしておりまして、Abメジャー→Dbメジャー→Abメジャーと来てEbの第二転回、Bb7のコードからEbメジャーに戻るという形になっております。
ここは少しシンフォニックなアレンジを目指しました。
書いていて思い出した。少なくとも3番については褒められたのでした。
3番は一か所凝って、変わった和音を取り入れたんです。
「ゆく歳月」の部分。旋律にシ(実音D)があるのをいいことに、遠隔調のDメジャーのコードを一瞬入れてました。(半音違いの調は一番遠いなんて言われたりしますね)Ebの音階に存在しない、F♯とA音に「はっ」とすること間違いなし!って思っていたけど、ここを言及されたのを思い出しました!狙い通り(ドヤっ)
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この金管バンドのアレンジ。全国の小学生に届けられたら、そして、何か一つでも思い出になるアレンジになったら、うれしいなと思います。
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