こんばんは。みなさんいかがお過ごしでしょうか?
実は、今日も事情によりあまり時間が取れず、駆け足で…
「雨」サックス三重奏
きょうのブログタイトル「雨」でずが、これ曲名です。
参考音源
ということで、動画どーん。
演奏は毎度お世話になってますBrilliant Colors Saxophone Ensembleのみなさんです。
タイトルを付けるのは得意ですか?苦手ですか?
世には、センスのヒカル素敵なタイトルがついた楽曲がたくさんありますよね。作曲家にとってタイトルを付けるのも大事な仕事の一つ。
わかってはいるものの、実は、私、タイトルを付けるのが苦手です。時間がかかり、悩みに悩んでつけることが多く、時々それでも納得いかないことさえございます。ちなみに、タイトルがオーダーに含まれていれば別ですが、タイトルを付けてから曲を作るのは稀です。大体最後につけます。
でも、この曲についてはすぐつけられました。
安直な気がしなくもないけれども…なんといっても1単語だし。「シンプルイズベスト!」と前向きにとらえてみる。
曲のイメージと影響を受けた曲
暖かい雨と冷たい雨の対比です。
変イ長調の主部は暖かく、優しく、ほんわかした感情をももたらす雨、変イ短調の中間部は暗い空からの、冷たく厳しい、けれども強くはなく、ひたすらしとしとと降る雨…
そんなイメージです。
または、雨自体を描写しているというよりも、雨の日に部屋で過ごしているときの気持ち…のようにとらえてもらってもよいかもしれません。
影響を受けた曲は、尊敬するチャイコフスキー様の四季より「炉端で」です。
これを知った頃に書いていました。
「おー、なんと素敵な曲なのだろう…」と思っていたので、主部の雰囲気が似ていると思います。中間部のこの暗い感じはThe日本の歌って感じかも(^_^;
こういうちょっと影を感じる暗い曲調…憂鬱になるかなと思いきや、民族的に上がるように思います。日本人が演歌好きな理由と、チャイコフスキーやドヴォルザークといったスラブ系の作曲家が人気な理由は同じかもしれませんね。
本当にちょっとした小品で、さほど時間もかけずにできた曲ではありますが、結構好きな作品であったります。
苦しんだ末に出来上がった思い入れのある作品もいいのですけど、こういう肩の力を抜いて作った曲というのも、いいものかもしれません。
別バージョン
2種類ほど別バージョンがございます。
木管三重奏バージョン
フルート、オーボエ、クラリネットの三重奏って時々見かけますね。需要があったりしないかな?なんて思っているのですが。
木管五重奏バージョン
やっぱ、五本あると豪華。これを録音してみたい 。
購入できます
ちなみに、どのバージョンもHID楽譜出版にで販売しております。
アンコンで使えるか!? しっとりした曲が得意なチームにおすすめ
豪華な感じではありませんが、しっとりと旋律や和声を聴かせるには優れた曲かなと思っております。その点に自信があるチームであれば、アンサンブルコンテストで使うのもお勧めです。
また、特別に難しくも易しくもない曲なので、自身の音色や歌い方を綺麗に保ちつつ、人に合わせたり、人を引っ張っていったり、アゴーギクを付けてみたり…とアンサンブルのトレーニングにもふさわしい楽曲です。
3人と少人数で取り組める曲ですので、「ちょっとその場にいるメンバーで」なんて気軽にやっていただけると嬉しいなと思います。
関連楽曲
吹奏楽の楽器でできるアンサンブルのページをご紹介します。
サックス四重奏
金管八重奏 その1
金管八重奏 その2
木管五重奏
良かったよって方はバナーをポチしてくださると喜びます!
OfuseとKampa!もお待ちしております~。